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【貴金属市場】白金標準は急反発して、4395円まで上昇
- 2024/03/12
(貴金属市場)
12日の白金標準は、急反発。白金標準の中心限月2月限は前日比55円高の4395円。
夜間立会の白金標準の2月限は、NY白金の上昇に引っ張られ4392円まで急反発した。NY白金の4月限は、為替のドル安・ユーロ高基調やNY金の上昇をきっかけに買い進まれ944.7ドルま直近の高値を更新した。日中立会は、序盤にNY白金が940ドル割れまで下落すると白金標準は4373円まで上げ幅を縮小したが、その後は為替が円安基調に進むと白金標準は4394円まで上昇した。ただ、昼過ぎにNY白金が936ドルまで崩れ、白金標準は4380円台まで上値水準を切り下げた。しかし、日中立会の引けにかけては、NY白金の下げ一服と為替の円安基調によって白金標準は4395円まで日中の高値を更新した。
日中のNY白金は、936.2ドルまで下落している。今晩の米国の2月の消費者物価指数(CPI)を控え、持ち高調整によって上値水準を切り下げている。今晩発表される米CPIは、米FRB(連邦準備制度理事会)が金融政策を判断する上で重要視している経済指標となっており、今後のNY白金の方向性に影響を与える指標にもなっていることから、米CPIの発表後の値動きに注意したい。発表は、日本時間21時30分となっている。白金標準は、4395円まで直近の高値を更新している。ただ、2024年1月31日に4399円まで上昇してから、4400円台目前から上値の重い動きを継続している。本日もNY白金が前日の高値から崩れる動きを見せていることから、白金標準も4400円手前からの下振れが警戒される。白金標準も米CPIの内容次第となっているが、ここ最近のレンジの上限近い水準となっていることから、急落に注意したい。
白金標準の日足チャート
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
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