（ＮＹ貴金属）
１１日のＮＹ金は、８営業日連続の上昇。ＮＹ金期近４月限は前週末比３．１ドル高の２１８８．６ドル、ＮＹ白金期近４月限は２５．７ドル高の９４０．５ドル、ＮＹ銀期近５月限は同１６．６セント高の２４７１．５セント。
週明けのＮＹ金は、売り買い交錯する中、続伸した。ＮＹ金の４月限は、序盤に米国の長期金利の低下と為替のドル安・ユーロ高基調によって２１９５．５ドルまで上昇した。しかし、１２日に米国の消費者物価指数（ＣＰＩ）の発表を控える中、ＮＹ金の２１９５ドル台の動きは一時的な動きとなり、米国取引時間帯に米長期金利が上昇して為替がドル高・ユーロ安方向に戻るとＮＹ金は２１８０．９ドルまで下落した。ただ、ＮＹ金の下振れも限定的となり、その後は再び２１９１ドル台まで買い直されるなど、２１９０ドルを挟んだ売り買いが交錯する動きが続いた。今晩は米国の２月のＣＰＩの発表が予定されている。米ＦＲＢ（連邦準備制度理事会）が、金融政策を判断する上で重要視している経済指標となっていることから、米ＣＰＩの発表に注目したい。発表は、日本時間２１時３０分となっている。
ＮＹ白金は、９４４ドル台まで大幅上昇した。ＮＹ白金の４月限は、為替のドル安・ユーロ高基調やＮＹ金の上昇が支援材料となり序盤から買われる展開となった。その後、為替がドル高・ユーロ安方向の戻りを見せる中、ＮＹパラジウムの強調地合いに反応するとＮＹ白金は９４４．７ドルまで買い進まれた。ＮＹ白金の９４０ドル台は、２０２４年１月３１日以来の水準となった。しかし、高値をつけてからは、上げ一服の展開から引けにかけて９４２ドル台まで上値水準を切り下げた。

ＮＹ金４月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

ＮＹ白金４月限日足

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（ＷＴＩ原油・ＮＹ石油製品・北海ブレント）
１１日のＷＴＩ原油は、小幅続落。ＷＴＩ原油期近４月限は前週末比０．０８ドル安の７７．９３ドル、北海ブレント原油期近５月限は同０．１３ドル高の８２．２１ドル。ＲＢＯＢガソリン４月限は前日比５．３３セント高の２５８．０５セント、ＮＹヒーティングオイル期近４月限は同１．０９セント高の２６５．１８セント。
週明けのＷＴＩ原油は、新規材料が乏しい中で小幅続落した。ＷＴＩ原油の４月限は、序盤に為替のドル安・ユーロ高基調による割安感から７８．３０ドル台まで上昇したが、その後は為替がドル高・ユーロ安方向の戻りによって７６．７９ドルまで崩れた。ただ、安値をつけてからは、米製油所稼働率の上昇に伴う原油在庫の減少見通しや米利下げ観測によってエネルギー需要の拡大期待が支援材料になるとＷＴＩ原油は７８．４７ドルまで反発した。しかし、７８．４０ドル台の動きは一時的となり、引けにかけては、プラス圏とマイナス圏を行き来する揉み合う展開が続いた。

ＷＴＩ原油期近４月限日足

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（ＣＢＯＴコーン）
１１日のシカゴコーンは、４営業日連続の上昇。期近５月限は前週末比２．００セント高の４４１．７５セント。
週明けのシカゴコーンは、売り買い交錯する中、続伸した。シカゴコーンの５月限は、世界的に潤沢な供給観測や利益確定の売りによって序盤から軟調地合いとなり４３３．２５セントまで下落した。しかし、その後は安値拾いの買いやシカゴ小麦の上昇に反応してシカゴコーンは戻り基調になると４４３．００セントまで続伸した。ただ、引けにかけては、上げ一服の展開から４４１セント台まで上げ幅を縮小した。

シカゴコーン期近５月限日足

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