（ＮＹ貴金属）
１３日のＮＹ金は、大幅続落。ＮＹ金期近４月限は前日比２５．８ドル安の２００７．２ドル、ＮＹ白金期近４月限は１８．２ドル安の８７８．９ドル、ＮＹ銀期近３月限は同６１．３セント安の２２１５．４セント。
昨日のＮＹ金は、米国の早期利下げ後退観測が一段と強まり大幅続落した。ＮＹ金の４月限は、序盤に２０３０ドル台で推移していたが、１月の米国の消費者物価指数（ＣＰＩ）の発表後に２００２．８ドルまで急落した。注目された１月の米ＣＰＩは前年比３．１％上昇と前回の３．４％から伸び率は低下したが、市場予想の２．９％を上回った。また、コアＣＰＩは同３．９％と前回と変わらず、こちらも市場予想の３.７％より高かった。この市場予想を上回る結果となったことを受けて、米国の早期利下げ観測が後退すると、米長期金利は上昇して為替がドル高・ユーロ安基調に進み、ＮＹ金は２００２ドル台まで売り込まれた。その後は米長期金利の上昇と為替のドル高・ユーロ安基調が一巡すると、ＮＹ金は下げ止まりの動きから２０１０ドル台まで下げ幅を縮小を縮小した。ただ、引けにかけては再び２００６ドル台まで売り直された。
ＮＹ白金も為替のドル高基調を背景に急反落した。ＮＹ白金の４月限は、序盤に前日からの堅調地合いを維持して９０６．８ドルまで上昇した。しかし、その後は米ＣＰＩの発表後に為替が急速なドル高・ユーロ安基調に進むと、ＮＹ白金は８７４．２ドルまで急反落した。ただ、安値をつけてからは、為替のドル高・ユーロ安基調が一巡して、ＮＹ白金は８７８ドル前後の水準まで下げ幅を縮小した。

ＮＹ金４月限日足


※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

ＮＹ白金４月限日足


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（ＷＴＩ原油・ＮＹ石油製品・北海ブレント）
１３日のＷＴＩ原油は、７営業日連続の上昇。ＷＴＩ原油期近３月限は前日比０．９５ドル高の７７．８７ドル、北海ブレント原油期近４月限は同０．７７ドル高の８２．７７ドル。ＲＢＯＢガソリン３月限は同２．７３セント高の２３９．４６セント、ＮＹヒーティングオイル期近３月限は同２．３７セント安の２８９．５９セント。
昨日のＷＴＩ原油は、地政学的リスクを警戒した動きによって続伸して７営業日連続で上昇した。ＷＴＩ原油の３月限は、序盤に７７ドル前後の水準で推移していた。しかし、その後は地政学的リスクを警戒した動きによって７８．４７ドルまで上値水準を切り上げた。イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザ最南端の都市ラファへの攻撃を続け中東情勢の緊迫化が一段と高まる中、ウクライナ情勢の悪化が浮上した。ロイター通信によると、ロシア関係者の話によるとプーチン大統領が米国に対しウクライナとの停戦を打診したが、米国側が拒否したと報じた。一方、米国側はロシア側からの停戦に関していかなる接触もないと否定し、ウクライナ抜きでの停戦協議に応じない方針を強調した。このウクライナ情勢を巡る両国の相違によって、ウクライナ情勢の悪化が警戒された。ただ、ＷＴＩ原油の７８ドル台の動きは一時的となり、引けにかけては為替のドル高基調が圧迫要因となると７７ドル近辺まで上げ幅を縮小した。

ＷＴＩ原油期近３月限日足


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（ＣＢＯＴコーン）
１３日のシカゴコーンは、小幅続伸。期近３月限は前日比０．２５セントの４３０．２５セント。
昨日のシカゴコーンは、再び安値拾いの買いによって小幅続伸した。シカゴコーンの３月限は、トウモロコシの世界的な潤沢な在庫や南米の天候リスクの後退によって序盤に４２８．７５セントまで下落した。しかし、前日に４２７．７５セントの安値をつけてから安値拾いの買いによって反発する展開が続き、この日も安値拾いの買いによって４３４．７５セントまで上昇した。ただ、４３４セント台の動きは一時的となり、為替のドル高基調が圧迫要因になると、シカゴコーンは４２９セント台まで売り直された。引けにかけては、再び安値拾いの動きによって４３１セント台まで上昇した。

シカゴコーン期近３月限日足

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