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【貴金属市場】金標準は今晩の米CPIを控え、3営業日ぶりに反落

  • 2024/02/13
  • 田澤

(貴金属市場)
13日の金標準は、急反落。金標準の中心限月12月限は前日比44円安の9718円。
金標準12月限は、12日の休日取引時間帯にNY金の下値水準の切り下げを背景に9669円まで急反落した。しかし、安値をつけてからは、NY金の下げ一服と為替の円安方向の動きによって9700円台まで戻りを見せた。NY金の4月限は、週明けに米長期金利の上昇と為替のドル高・ユーロ安方向の動きによって、2025.4ドルまで下値水準を切り下げたが、安値をつけてからは2034ドル前後の水準まで出直りの展開となった。13日の日中立会は、NY金が2030ドル割れ寸前まで続落すると金標準は9697円まで売り直された。しかし、その後はNY金の2030ドル台維持の動きから2034ドル台まで反発すると金標準は為替の円安基調もあって9722円まで下げ幅を縮小した。
日中のNY金は、2030ドル台を維持した動きの中、2035.0ドルまで反発している。今晩は、米国の1月の消費者物価指数(CPI)の発表が予定され、NY金は米CPIの結果次第となっている。市場予想では、CPIが前月比で0.2%と前回の0.3%より低下、前年比も2.9%と前回の3.4%から伸び率は鈍化すると見られている。値動きの激しいエネルギーと食品を除くlコアCPIは前月比0.3%(前回:0.3%)、 前年比は3.7%(前回:3.9%)となっている。どちらも前回より伸び率が鈍化傾向を示す内容となっている。ただ、結果によっては米国の利下げ後退観測が一段と強まると、NY金の更なる値崩れが警戒される。米CPIの発表は、日本時間22時30分となっている。金標準は、NY金の軟調地合いによって、3営業日ぶりに反落している。まだ、NY金の値崩れ警戒が、金標準の圧迫要因になると見たい。ただ、米利下げ後退観測による為替のドル高・円安基調が金標準の支援材料になることも予想され、金標準の下押しは限定的になると想定される。

金標準の日足チャート

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

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