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【貴金属市場】金標準は続伸して、9771円まで直近の高値を更新

  • 2024/02/09
  • 田澤

(貴金属市場)
9日の金標準は、大幅続伸。金標準の中心限月12月限は前日比48円高の9762円。
夜間立会の金標準12月限は、序盤に為替の円安基調とNY金の反発によって9760円まで続伸した。しかし、その後はNY金の値崩れによって9705円まで下落した。ただ、金標準の下振れは一時的となり、下落していたNY金が出直りの動きになると、金標準は9762円まで上がった。NY金の4月限は、米長期金利と為替のドル・ユーロの動きに翻弄された。序盤に為替のドル安・ユーロ高基調によってNY金は2053.3ドルまで反発したが、その後は米長期金利の上昇と為替のドル高・ユーロ安方向が圧迫要因となり2034.6ドルまで崩れた。ただ、引けにかけては、米長期金利の上昇の一服と為替がドル安・ユーロ高基調に戻ると、NY金は2050ドル前後の水準まで下げ幅を縮小した。日中立会は、NY金が2050ドル台で戻りが一巡する中で、為替の円安基調によって金標準は9771円まで上げ幅を拡大した。しかし、日中の高値をつけてからは、為替の円安基調が一服すると金標準は9759円まで上値水準を切り下げた。
日中のNY金は2050.1ドルまで戻した後に、2046.7ドルまで上値水準を切り下げている。米長期金利の高止まりと為替のドル安・ユーロ高方向の動きが一服していることから、NY金の戻りも一巡している。まだ、米国の早期利下げ観測の後退懸念から、米長期金利の上昇と為替のドル高・ユーロ安基調が想定され、NY金の下振れが警戒される。金標準は、為替の円安基調が支援材料となって9771円まで直近の高値を更新している。円相場は、これまで上値抵抗となっていた148円台後半の水準から上放れしたことによって、一段の円安進行が想定される。よって、今後も円安基調が金標準の支援材料になることが予想され、金標準の堅調地合いは続くと見たい。

金標準の日足チャート

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

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