★疲れた週末となった英国のEU離脱決定では、世論調査会社に終始振り回される結果となった。国民投票直前の最新世論調査でも、残留派が優勢という報道に騙された感がある。極めつけは開票当日の調査でも、英ユー・ガブ社が実施した国民投票を済ませた人を対象とした世論調査によると「残留支持52％、離脱支持48％」となった。なお、ユー・ガブ社は2014年のスコットランド独立住民投票の際にも同様の調査を行い、ほぼ正確に結果を予想した実績がある。というコメントを読めば、ゆっくり残留結果待ちでもするかとなるだろう。しかし、サンダーランドの残留支持39％、離脱支持61％辺りから雰囲気がおかしくなった。あとは徐々に離脱支持率が上がっていった。世論調査を信じた投資家は真っ青となり、ポジションの投げが始まった。投資家の傷は結構深いと思われ、傷が癒えるまでは手探りの市場が続く可能性がある。

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