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【海外商品市況】強気な米雇用統計の発表によって、NY金・NY白金・WTI原油・シカゴコーンは下落

  • 2024/02/03
  • 田澤

(NY貴金属)
2日のNY金は、急反落。NY金期近4月限は前日比17.4ドル安の2053.7ドル、NY白金期近4月限は20.7ドル安の901.6ドル、NY銀期近3月限は同44.0セント安の2279.6セント。
週末のNY金は、強気な米国の雇用統計の発表を受けて急反落した。NY金の4月限は、序盤に2070ドル前後の水準で推移した。しかし、その後は強気な結果となった米雇用統計の発表を受けて2044.2ドルまで急落した。この日発表された1月の米雇用統計は、非農業部門の就業者数が前月比35万3000人増加と市場予想の18万人増を大幅に上回った。この強気な結果となった米雇用統計の発表を受けて米国の早期利下げ観測が後退すると、米長期金利が上昇して為替がドル高・ユーロ安方向に進み、NY金は急落した。ただ、安値をつけてからは、米長期金利の上昇と為替のドル高・ユーロ安基調が一服すると、NY金は2055ドル前後まで下げ幅を縮小した。
NY白金も為替のドル高・ユーロ安基調を背景に大幅続落した。NY白金の4月限は、米雇用統計の発表前まで為替のドル安・ユーロ高方向の動きによって933.8ドルまで上昇した。しかし、米雇用統計の発表後に為替がドル高・ユーロ安基調に転換すると、NY白金は899.2ドルまで大幅続落した。NY白金の900ドル割れは、1月26日以来となった。ただ、安値をつけてからは、為替のドル高・ユーロ安基調が一服すると、NY白金は引けにかけて900ドル台を回復する動きとなった。

NY金4月限日足


※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

NY白金4月限日足


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(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
2日のWTI原油は、大幅続落。WTI原油期近3月限は前日比1.54ドル安の72.28ドル、北海ブレント原油期近4月限は同1.37ドル安の77.33ドル。RBOBガソリン2月限は同4.73セント安の214.75セント、NYヒーティングオイル期近2月限は同5.29セント安の266.00セント。
週末のWTI原油は、米国の早期利下げ観測の後退と為替のドル高を背景に大幅続落した。WTI原油の3月限は、序盤に74.52ドルまで反発した。しかし、その後は強気な米雇用統計をきっかけに71.79ドルまで崩れた。労働市場の底堅さを示す内容となった1月の米雇用統計の発表を受けて、市場では米国の早期利下げ観測が後退し為替はドル高基調となった。この為替のドル高基調によって、WTI原油は割高感から売り込まれた。ただ、安値をつけてからは、為替のドル高基調が一服すると、WTI原油は72.60ドル台まで買い直される動きも見せた。

WTI原油期近3月限日足


※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

(CBOTコーン)
2日のシカゴコーンは、続落。期近3月限は前日比4.50セント安の442.75セント。
週末のシカゴコーンは、為替のドル高基調を背景に続落した。シカゴコーンの3月限は、米雇用統計の発表前に448.75セントまで上昇した。しかし、米雇用統計の発表後に為替がドル高基調になると、NY金やWTI原油・シカゴ大豆などの商品市場が軒並み下落するとシカゴコーンも割高感から442.00セントまで崩れた。

シカゴコーン期近3月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

ツイッター:https://twitter.com/@tazawa_fujitomi

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