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【貴金属市場】金標準は反発して、9670円台まで上昇

  • 2024/02/02
  • 田澤

(貴金属市場)
2日の金標準は、反発。金標準の中心限月12月限は前日比18円高の9673円。
夜間立会の金標準12月限は、NY金の軟調地合いによって序盤に9586円まで下落した。しかし、安値をつけてからは、NY金の出直りの動きと為替の円安基調を背景に、金標準は9690円まで上昇した。ただ、その後はNY金の上げ一服と為替が円高方向に進んだため、金標準は9651円まで売り直された。夜間立会の引けにかけては、為替が再び円安基調に戻ると金標準は9660円台後半まで買い戻された。NY金の4月限は、序盤に2046ドル台まで下落したが、その後は米長期金利の低下と為替のドル安・ユーロ高基調によって2074.6ドルまで急伸した。ただ、高値をつけてからは、為替がドル高・ユーロ安方向に戻ると、NY金は2070ドル前後の水準まで上げ幅を縮小した。日中立会は、NY金の堅調地合いによって金標準は9679円まで上げ幅を拡大したが、その後は為替の円高方向の動きによって9653円まで売られた。ただ、為替の円高方向の動きは一時的となり、再び円安基調に戻ると金標準は9680円まで反発した。
日中のNY金は、今晩の米雇用統計を控えた様子見ムードの中、2070ドルを挟んだ動きとなっている。先日のパウエル米FRB(連邦準備制度理事会)議長の記者会見で、「3月の利下げの可能性は高いと考えていない」と発言したが、一方では、労働市場の悪化などで利下げ時期を早める可能性に含みを持たせており、市場では今回の米雇用統計を注目している。市場予想は18万人と前月の21万6000人から減少となっている。今週に入り米雇用関連の経済指標が、軒並み労働市場の鈍化傾向を示す内容となっている。よって、今晩の米雇用統計が予想通りの結果となれば、再び早期利下げ観測が台頭してNY金の上昇が予想される。ひとまず、NY金は今晩の米雇用統計の結果次第となっている。金標準は、為替の不安定な動きの中、NY金の堅調地合いによって9670円台まで続伸している。夜間立会はNY金と同様に米雇用統計の発表次第となっていることから、新たな仕掛けは米雇用統計の結果を見極めてからとしたい。

金標準の日足チャート

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

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