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【貴金属市場】金標準は、5営業日ぶりに反落

  • 2024/02/01
  • 田澤

(貴金属市場)
1日の金標準は、5営業日ぶりに反落。金標準の中心限月12月限は前日比16円安の9655円。
夜間立会の金標準12月限は、米国取引時間帯にNY金の堅調地合いと為替の円安方向の動きによって、9689円まで上昇した。しかし、高値をつけてからは、上げ一服の展開となり、その後、NY金の値崩れによって9611円まで下落した。NY金の4限は、米長期金利の低下や為替のドル安・ユーロ高基調によって2074.6ドルまで上昇した。ただ、米FOMC(連邦公開市場委員会)の政策金利の発表とパウエル米FRB(連邦準備制度理事会)議長の記者会見後に、為替がドル高・ユーロ安方向に進むとNY金は2048.8ドルまで崩れた。引けにかけては下げ一服の展開から2058ドル台まで買い直された。日中立会は、NY金の戻り基調と為替の円安方向の動きによって金標準は下値水準を切り下げ、NY金が2060ドル台まで上昇すると金標準は9660円まで下げ幅を縮小した。
日中のNY金は、2067.0ドルまで戻している。前日のパウエルFRB議長の記者会見で、「3月の利下げの可能性は高いと考えていない」と発言したが、一方では、労働市場の悪化などで利下げ時期を早める可能性に含みも持たせた。まだ、3月の利下げの可能性を残していることによって、NY金の高値からの値崩れは限定的となっている。明日は、米国の雇用統計の発表が予定されている。前日に発表されたADP全米雇用者数や第4四半期の労働コスト指数は、労働市場の軟化を示す内容となった。明日の米雇用統計も同様の内容となれば、早期利下げ観測の再燃して、NY金が買い直される動きが想定される。金標準は、日中のNY金の戻り基調によって9660円まで下げ幅を縮小している。NY金は安値から出直りの動きを見せていることから、金標準も再び9700円を試す動きが予想される。ただ、為替の円安基調が一服しているだけに、円高要因によって上値を抑える動きも警戒される。

金標準の日足チャート

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

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