フジトミ証券株式会社は投資サービスをはじめ、保険・環境関連サービスをご提供致します。

株式・FX・商品情報

マーケット情報

株式・FX・商品情報

【石油市場】ドバイ原油は、3営業日連続の上昇

  • 2024/01/29
  • 田澤

(石油市場)
29日のドバイ原油は、3営業日連続の上昇。ドバイ原油の中心限月6月限は前週末比1550円高の7万3800円。
週末の夜間立会のドバイ原油6月限は、海外原油の強調地合いと為替の円安方向の動きによって7万3620円まで続伸した。海外原油は、1月25日発表された米国の強気なGDPや中国の景気刺激策によるエネルギー需要の楽観的な見方を背景に、WTI原油の3月限は78.26ドルまで上昇した。日中立会は、週明けのWTI原油が79.20ドル台まで急伸すると、ドバイ原油は日中の寄付き直後に7万4300円まで直近の高値を更新した。しかし、その後はWTI原油が上げ一服の展開から78.10ドル割れまで下落すると、ドバイ原油は7万3490円まで上げ幅を縮小した。ただ、WTI原油の下振れは限定的となり、78.50ドル前後まで上昇すると、ドバイ原油は7万3920円まで買い直される動きも見せた。
日中のWTI原油は、79.29ドルまで上値水準を切り上げている。紅海のイエメン沖周辺で商船攻撃を続けるイエメンの親イラン武装組織フーシ派に対し、27日に米・英軍が2回空爆したと報じられている。また、米政府は28日にヨルダン北東部に駐留する米軍が無人機による攻撃を受け、兵士3人が死亡したと発表した。この中東の治安悪化による地政学的リスクが、週明けの買い材料となっている。しかし、高値をつけてからは、80ドル手前で上げ止まったことによって、利益確定の売りが膨らみ78.05ドルまで下落する動きも見せている。まだ、中東の治安悪化による上昇が続いているが、中東の主要な産油国の生産に影響がない状況となっていることから、目先は80ドルが壁になる可能性も想定される。ドバイ原油は、日中に7万4300円まで上昇した後に、7万3000円台半ばまで上げ幅を縮小している。海外原油の上昇と為替の円安基調の一服によって、ドバイ原油も上げ一巡となっており、WTI原油の上値の重い動きが想定されていることを踏まえると、目先のドバイ原油は下振れに注意したい。

ドバイ原油の日足チャート

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

新規口座開設キャンペーン開催中

コンサルタント取引限定キャンペーン1

コンサルタント取引限定キャンペーン2

一覧へ戻る

各種資料請求・WEBセミナー