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【海外商品市況】NY金は小幅反落、一方でNY白金は急反発(1月27日)

  • 2024/01/29
  • 田澤

(NY貴金属)
26日のNY金は、小幅反落。NY金期近2月限は前日比0.5ドル安の2017.3ドル、NY白金期近4月限は26.8ドル高の921.3ドル、NY銀期近3月限は同5.5セント安の2287.2セント。
週末のNY金は、来週の米国のFOMC(連邦公開市場委員会)を控えた様子見ムードの中、小幅反落した。NY金の2月限は、序盤から米長期金利の低下によって堅調地合いを維持して、その後、米国の個人消費支出(PCE)物価指数の発表後に2028.1ドルまで上昇した。注目された12月の米PCEは前年比2.6%上昇と、伸び率が前回から据え置かれ市場予想と一致した。一方、価格変動の激しいエネルギーと食料品を除いたコアPCEは同2.9%増と、前回の3.2%増や市場予想の3.0%増を下回った。このインフレの鈍化を示す内容を受けてNY金は買われた。しかし、2028ドル台までの上昇は一時的な動きとなり、来週の米FOMCを控えた様子見ムードの中、低下していた米長期金利が上昇に転じるとNY金は2015.6ドルまで崩れた。ただ、NY金の下振れも限定的となり、引けにかけて2018ドル前後の水準まで買い直された。
一方、NY白金は為替のドル安基調を背景に急反発した。NY白金の4月限は、欧州時間帯から為替がドル安・ユーロ高方向の動きによって買われる展開となり、その後は米PCEの発表後にドル安・ユーロ高基調が一段と強まると924.9ドルまで急伸した。しかし、高値をつけてからは、為替のドル安・ユーロ高基調が一服すると、NY白金は引けにかけて920ドル台まで上げ幅を縮小した。

NY金2月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

NY白金4月限日足


※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
26日のWTI原油は、3営業日連続で上昇。WTI原油期近3月限は前日比0.65ドル高の78.01ドル、北海ブレント原油期近3月限は同1.12ドル高の83.55ドル。RBOBガソリン2月限は同2.97セント高の229.41セント、NYヒーティングオイル期近2月限は同4.80セント高の284.34セント。
週末のWTI原油は、売り買い交錯する中、3営業日連続で上昇した。WTI原油の3月限は、序盤から軟調地合の展開となり76.06ドルまで崩れた。下落局面では、紅海周辺の治安悪化による供給不安の後退が売り材料となった。この日、中国政府はイエメンの親イラン武装組織フーシ派による商船襲撃の抑制に向けて、イランに協力を要請した。これによって、紅海周辺の治安の改善期待が膨らんだ。しかし、安値をつけてからは、前日の米国の強気なGDPや中国の景気刺激策によるエネルギー需要の楽観的な見方と為替のドル安基調を背景に、WTI原油は出直りの動きから78.26ドルまで続伸した。

WTI原油期近3月限日足


※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

(CBOTコーン)
26日のシカゴコーンは、続落。期近3月限は前日比5.50セント安の446.25セント。
週末のシカゴコーンは、引き続き弱気なファンダメンタルズを背景に続落した。世界的に潤沢なトウモロコシの在庫とアルゼンチンの収穫見通しの上方修正が圧迫要因となり、3月限は序盤から売りが先行した。その後、ほぼ一本調子に下落すると445.50セントまで続落した。アルゼンチンのブエノスアイレス穀物取引所は、同国のトウモロコシの収穫高見通しを5650万トンと、従来の予想から3%近く上方修正した。

シカゴコーン期近3月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

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