（ＮＹ貴金属）
２日のＮＹ金は、３営業日ぶりに反発。ＮＹ金期近２月限は前年末比１．６ドル高の２０７３．４ドル、ＮＹ白金期近４月限は１０．９ドル安の９９８．３ドル、ＮＹ銀期近３月限は同１３．３セント安の２３９５．３セント。
年明けのＮＹ金は、ドル相場と米国の長期金利の動きに翻弄され清算値ベースで反発した。ＮＹ金の２月限は序盤に、為替のドル安・ユーロ高基調によって２０８８．１ドルまで上昇した。しかし、その後は米長期金利の上昇と為替のドル高・ユーロ安方向の動きを背景に、ＮＹ金は２０６４．３ドルまで崩れた。今週は、３日に昨年１２月１２～１３日に開催された米ＦＯＭＣ（連邦公開市場委員会）の議事要旨、５日に米雇用統計の発表が予定されている。市場は、このＦＯＭＣ議事要旨と米雇用統計の発表に注目している。
ＮＹ白金もドル相場の動きによって乱高下した。ＮＹ白金の４月限は、序盤に為替のドル安・ユーロ高基調によって１０１５．１ドルまで上昇した。しかし、高値をつけてからは、為替がドル高・ユーロ安方向の動きに転換すると、ＮＹ白金は１０００ドル割れの動きから９９３．２ドルまで続落した。

ＮＹ金２月限日足

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ＮＹ白金４月限日足


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（ＷＴＩ原油・ＮＹ石油製品・北海ブレント）
２日のＷＴＩ原油は、４営業日連続の下落。ＷＴＩ原油期近２月限は前年末比１．２７ドル安の７０．３８ドル、北海ブレント原油期近３月限は同１．１５ドル安の７５．８９ドル。ＲＢＯＢガソリン２月限は同１．１４セント安の２０９．４９セント、ＮＹヒーティングオイル期近２月限は同０．３１セント安の２５２．５８セント。
年明けのＷＴＩ原油は、為替のドル高基調を背景に続落した。ＷＴＩ原油の２月限は、序盤に紅海周辺の治安悪化を警戒した動きによって７３．６４ドルまで反発した。しかし、ＷＴＩ原油の反発は一時的な動きとなり、その後は為替のドル高基調によって、ＷＴＩ原油は割高感から７０．０６ドルまで売り込まれた。

ＷＴＩ原油期近２月限日足


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（ＣＢＯＴコーン）
２日のシカゴコーンは、４営業日連続の下落。期近３月限は前年末比７．５０セント安の４６３．７５セント。
年明けのシカゴコーンは、為替のドル高とブラジルの天候リスクの後退によって続落した。シカゴコーンの３月限は、序盤から為替のドル高基調が圧迫要因となり軟調地合いを継続した。その後、ブラジルの恵みの雨が売り材料となり、シカゴコーンは４６２．５０セントまで売り込まれ直近の安値を更新した。高温と乾燥が続いていたブラジル北部で降雨が確認され、作柄の改善期待が膨らんだ。

シカゴコーン期近３月限日足

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