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【海外商品市況】NY金・WTI原油は続落、NY白金も急反落

  • 2023/12/30
  • 田澤

(NY貴金属)
29日のNY金は、続落。NY金期近2月限は前日比11.7ドル安の2071.8ドル、NY白金期近4月限は14.0ドル安の1009.2ドル、NY銀期近3月限は同28.6セント安の2408.6セント。
週末のNY金は、米国の長期金利の上昇が圧迫要因となり続落した。NY金の2月限は、序盤に米長期金利の低下と為替のドル安・ユーロ高方向を背景に2084.1ドルまで反発した。しかし、NY金の反発は一時的な動きとなり、その後は低下していた米長期金利の上昇と為替のドル高・ユーロ安基調によって2067.6ドルまで下値水準を切り下げた。ただ、安値をつけてからは、米FRB(連邦準備制度理事会)による早期の利下げ観測が根強いことから、引けにかけて2070ドル台まで戻りを見せた。
NY白金もNY金と同様に為替のドル高基調が圧迫要因となり急反落した。NY白金の4月限は、序盤に為替のドル安・ユーロ高方向の動きによって1026.6ドルまで上昇した。しかし、その後は為替がドル高・ユーロ安基調に転換するとNY白金は1004.9ドルまで急反落した。下落局面では、年末を控えた持ち高調整による利益確定の売りも売り圧力を強めた。

NY金2月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

NY白金1月限日足


※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
29日のWTI原油は、3営業日連続の下落。WTI原油期近2月限は前日比0.12ドル安の71.65ドル、北海ブレント原油期近3月限は同ドル0.11安の77.04ドル。RBOBガソリン1月限は同1.74セント高の210.26セント、NYヒーティングオイル期近1月限は同0.32セント安の255.31セント。
週末のWTI原油は、為替のドル高基調が圧迫要因となって3営業日連続で下落した。WTI原油の2月限は、序盤に連日の下落に対する安値拾いの買いや年末を控えた持ち高調整の買い戻しによって72.62ドルまで反発した。しかし、その後は為替のドル高基調やOPECプラスの減産方針に対する懐疑的な見方が根強いことから、WTI原油は71.25ドルまで続落した。11月末に開催されたOPECプラスの閣僚級会合で、自主減産幅を日量220万バレルまで拡大した。しかし、産油国のアンゴラがOPECプラスによる自国への生産枠に対して反発した上で、OPECから離脱した。このアンゴラの離脱によって市場では、産油国の足並みが揃っていないことからOPECプラスの減産方針に対する懐疑的な見方が強く、WTI原油は軟調地合いが続いた。

WTI原油期近2月限日足


※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

(CBOTコーン)
29日のシカゴコーンは、3営業日連続の下落。期近3月限は前日比3.00セント安の471.25セント。
週末のシカゴコーンは、ブラジルの豊作予測や為替のドル高基調を背景に3営業日連続で下落した。シカゴコーンの3月限は、序盤に475.00セントまで反発した。しかし、その後は、ブラジルの豊作予測と為替のドル高基調によってシカゴコーンは470.50セントまで下値水準を切り下げた。ブラジルの生産高は、過去最大になる見通しとなってる。産地では、恵みの雨による作柄改善の期待が強まっている。また、為替のドル高基調による割高感や原油価格の下落も、シカゴコーンの圧迫要因となった。

シカゴコーン期近3月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

ツイッター:https://twitter.com/@tazawa_fujitomi

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