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【貴金属市場】金標準は続落して、一時9402円まで下落

  • 2023/12/29
  • 田澤

(貴金属市場)
29日の金標準は、続落。金標準の中心限月12月限は前日比42円安の9422円。
夜間立会の金標準12月限は、NY金の値崩れと為替の円高基調によって一時9386円まで続落したが、その後は為替の円安方向の戻りによって9446円まで下げ幅を縮小した。しかし、金標準の9440円台の戻りは一時的な動きとなり、夜間立会の引けにかけて9410円割れまで売り直された。NY金の2月限は、米長期金利の上昇と為替のドル高・ユーロ安基調が圧迫要因となり2075.7ドルまで崩れた。米ドル/円相場は、一時140.20円台まで円高に進んだ後、141.50円台まで戻りを見せた。日中立会は、NY金の2081ドル台までの反発と為替の円安方向の動きによって9431円まで戻りを見せた。しかし、9430円台の戻りは一時的な動きとなり、NY金の反発と為替の円安方向の戻りが一服すると、金標準は9409円まで売り直された。その後は、9410円台を中心とした動きが続いたが、引けにかけて9420円台まで下げ幅を縮小した。
日中のNY金は、為替のドル高・ユーロ安基調の一服によって2081.9ドルまで反発している。NY市場は明日から1月1日まで休場となり、今晩は持ち高調整の動きが想定される。翌週は、週末に米雇用統計の発表が予定され、それまでは様子見ムードも警戒される。金標準は、9420円台まで続落している。まだ、円相場が不安定な動きとなっていることから、夜間立会では円相場の動きに注意したい。

金標準の日足チャート

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

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