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ドル/円は英EU残留派優位観測から円売り!
- 2016/06/24
- NYタイム
★欧州市場序盤では、15時から英国民投票が始まったが、市場では『英国の天候が悪く投票率が低下するとの思惑から仕掛け的なポンド売りが出た』との声がありポンド/円が急落した。つれる形で104.01円まで下げ足をを速めた。ただ、その後すぐに反動が出て買い戻される展開となり、欧州株高も支えに104.50円台まで持ち直した。欧州株がほぼ全面高のなか、英国民投票の大勢判明を控え様子見ムードは強いが、EU残留を見込んだリスク選好的なドル買い・円売りの動きがみられた。ブックメーカーの予想オッズでEU離脱の確率が10%台へと一段と低下するなかポンド買いが再燃し、ドル/円でも円売りが優勢となった。英国民投票でEU残留支持派の優勢観測や米労働省が発表した6月18日週の新規失業保険申請件数が25.9万件と事前予想を下回り米雇用統計改善が期待されドル/円は一時106円台を付けた。ただ、急ピッチで上昇した反動からやや売りに押された。米長期金利の一服した影響などを受けたことや、Eu離脱の是非を問う英国民投票の結果を見極めたいとの雰囲気もあり、ドル/円は伸び悩んだ。新規材料難のなか、NY時間の午後に入り値動きが細った。英ユー・ガブ社が実施した国民投票を済ませた人を対象とした世論調査で『残留支持52%、離脱派48%』と伝わると、投資家のリスク選好姿勢が強まり円売り・ドル買いが広がった。