★欧州市場序盤では、ポンド/円の反落につれ、一時104.29円付近にドルが下値を広げたが、前日の欧米市場安値104.28円レベルに下値を支えられ、104.40円台でもみ合いとなった。その後も戻りの鈍い動きが続いていたが、時間外のNYダウ先物が底堅く推移したことなどを背景に買い戻しが強まり104.60円台まで持ち直した。NY勢の本格参入や米国株の取引開始待ちの状態で、ドル/円は小動きとなった。日経平均先物が150円高まで上げたほか、NYダウも堅調推移したことを受けて、リスク選好の動きにドル買い・円売りが強まった。オピニウム者の最新の英世論調査で『EU残留支持44％、離脱支持45％』と伝わると、NYダウが失速し、ドル/円も売りが出た。ドル/円はアジア時間に付けた日通し安値104.31円が目先サポートとして意識されると下げ止まった。引けにかけて、一部英世論調査でEU残留支持が上回ったことが伝わるとドル買いが優勢となった。