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【海外商品市況】NY金とWTI原油は続落

  • 2023/11/02
  • 田澤

(NY貴金属)
1日のNY金は、続落。NY金期近12月限は前日比6.8ドル安の1987.5ドル、NY白金期近1月限は14.5ドル安の930.4ドル、NY銀期近12月限は同16.2セント安の2279.0セント。
昨日のNY金は、為替のドル高基調を背景に続落した。NY金の12月限は、序盤から為替のドル高・ユーロ安基調が圧迫要因となり1978.2ドルまで下値水準を切り下げた。しかし、その後は、米FOMC(連邦公開市場委員会)の声明とパウエルFRB(連邦準備制度理事会)議長の記者会見後から、為替がドル安・ユーロ高方向に戻ると、NY金は1991ドル台まで下げ幅を縮小した。注目された米FOMCは、2会合連続の金利据え置きを決定した。また、パウエルFRB議長の会見は、「政策スタンスは十分に景気抑制的な水準と確信できない」と述べ、追加利上げの可能性を含ませた内容となった。
NY白金も為替のドル高基調によって反落した。NY白金の1月限は、序盤から為替のドル高・ユーロ安基調を背景に925.6ドルまで反落した。しかし、安値をつけてからは、為替のドル高・ユーロ安基調が続く中、安値拾いの買いによって938.8ドルまで買い戻される動きとなった。ただ、NY白金の戻りは限定的となり、為替のドル高・ユーロ安基調が継続したことによって、NY白金は930ドルを挟んだ水準まで売り直された。

NY金12月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

NY白金1月限日足


※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
1日のWTI原油は、3営業日連続の下落。WTI原油期近12月限は前日比0.58ドル安の80.44ドル、北海ブレント原油期近1月限は同0.39ドル安の84.63ドル。RBOBガソリン12月限は同3.18セント安の218.55セント、NYヒーティングオイル期近12月限は同5.15セント高の296.15セント。
昨日のWTI原油は、為替のドル高基調が圧迫要因となって続落した。WTI原油の12月限は、序盤に中東情勢の悪化による供給混乱を警戒した動きによって83.42ドルまで反発した。イスラエルとイスラム組織ハマスの衝突の激化によって、双方の死者は1万人を超えた。また、イランの最高指導者ハメネイ師がこの日の演説で、イスラム諸国に対しイスラエルへの石油と食料輸出を停止するよう訴えた。このイラン最高指導者の発言によって、周辺国への紛争の拡大が警戒された。しかし、高値をつけてからは、為替のドル高基調を背景に、WTI原油は割高感によって売られる展開となった。下落局面では、米FRBの金融引締めの長期化による景気の悪化懸念が売り材料となり、WTI原油は80.30ドルまで下値水準を切り下げた。ただ、安値をつけてからは、米FOMC後から為替がドル安方向に戻ると、WTI原油は引けにかけて80.90ドル台まで下げ幅を縮小した。

WTI原油期近12月限日足


※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

(CBOTコーン)
1日のシカゴコーンは、反落。期先12月限は前日比3.75セント安の475.00セント。
昨日のシカゴコーンは、為替のドル高基調と南米の天候リスクの後退によって反落した。シカゴコーンの12月限は、序盤から為替のドル高基調を背景に割高感から反落する展開となった。その後、米国取引時間帯に南米の天候リスクの後退観測によって472.50セントまで下げ幅を拡大した。今週末からブラジル北部や中部、そしてアルゼンチンで降雨が見込まれている。この恵みの雨によって天候リスクの後退観測がシカゴコーンの圧迫要因となった。

シカゴコーン期近12月限日足

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