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【海外商品市況】NY金は、急反落して一時1990ドル割れ

  • 2023/11/01
  • 田澤

(NY貴金属)
31日のNY金は、急反落。NY金期近12月限は前日比11.3ドル安の1994.3ドル、NY白金期近1月限は5.0ドル高の944.9ドル、NY銀期近12月限は同44.4セント安の2295.2セント。
昨日のNY金は、為替のドル高基調が圧迫要因となって、一時1990ドル割れまで急反落した。NY金の12月限は、序盤から為替のドル高・ユーロ安基調によって2000ドル台前半で推移していたが、その後、為替のドル安・ユーロ高方向の動きと中東情勢の悪化による安全資産の買いによって2017.7ドルまで上昇した。しかし、高値をつけてからは、1日の米FOMC(連邦公開市場委員会)の金融政策の発表を控えた利益確定の売りや為替のドル高・ユーロ安基調の戻りによって、NY金は2000ドル割れの動きから1987.4ドルまで急反落した。ただ、NY金の1990ドル割れの動きは一時的となり、引けにかけて1990ドル半ばまで下げ幅を縮小した。
一方、NY白金は、週明けからの強調地合いを維持して951ドル台まで続伸した。NY白金の1月限は、序盤に為替のドル高・ユーロ安基調の動きによって937.6ドルまで下落した。しかし、その後は為替のドル安・ユーロ高方向の動きやNY金の上昇が支援材料になると951.8ドルまで続伸した。高値をつけてからは、NY金の値崩れや為替のドル高・ユーロ安基調によって940ドル前半の水準まで上げ幅を縮小した。

NY金12月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

NY白金1月限日足


※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
31日のWTI原油は、続落。WTI原油期近12月限は前日比1.29ドル安の81.02ドル、北海ブレント原油期近12月限は同0.04ドル安の87.41ドル。RBOBガソリン11月限は同0.27セント高の222.27セント、NYヒーティングオイル期近11月限は同2.47セント高の299.10セント。
昨日のWTI原油は、需給のひっ迫懸念の後退が圧迫要因となって続落した。WTI原油の12月限は、序盤に前日の急落に対する自律反発や為替のドル安基調によって83.37ドルまで上昇した。しかし、その後は、OPEC加盟国の産油量の増加と中国のエネルギー需要の後退懸念によって80.74ドルまで続落した。ロイター通信がまとめた調査によると、10月のOPEC加盟国の産油量は前月比で日量18万バレル増の日量2790万バレルとなった。アンゴラとナイジェリアの増産が要因となっている。また、31日に発表された10月の中国製造業PMI(購買担当者景況指数)が49.5となり、2カ月ぶりに50を下回った。景気の拡大・縮小の判断基準となる50を下回ったことによって、中国の景気先行き懸念によるエネルギー需要の後退観測が圧迫要因となった。ただ、安値をつけてからは、連日の下落に対する自律反発によって81.40ドル台まで戻りる動きも見せた。

WTI原油期近12月限日足


※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

(CBOTコーン)
31日のシカゴコーンは、小幅反発。期先12月限は前日比0.5セント高の478.75セント。
昨日のシカゴコーンは、売り買い交錯する中で小幅反発した。シカゴコーンの12月限は、序盤に10月16日・10月30日の安値477.50セントまで続落した。しかし、安値をつけてからは、シカゴ大豆の上昇に反応して483.00セントまで反発した。ただ、483セントまでの反発は一時的な動きとなり、前日と同様に50日移動平均線を意識したテクニカルな売りによって上値は抑えられた。その後、引けにかけてシカゴ小麦の下落に引っ張られ478セント台まで上げ幅を縮小した。

シカゴコーン期近12月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

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