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5分足で分かるドル/円欧米市場動向 強い8月CPI結果受けドル急騰!

  • 2022/09/14
  • 米蔵(ヨネゾウ)
  • NYタイム

 

★欧州市場序盤の取引では、欧州株が続伸、米長期金利が3.32%台に低下となったことを受け、ドルが軟調に推移した。戻りも鈍く142円台前半で取引された。市場の注目が8月米CPI発表に集まる中、小幅な値動きとなったが、142.20円近辺でドル反落の流れが持続した。欧州市場では米長期金利が緩やかに低下し、ドル売りに振れ142円付近に値を下げた。

 

8月米CPIを前に思惑的な売りが持ち込まれ、一時141.58円付近まで下げる場面があった。ただ、コア指数ともに市場予想を上回ったことでドルが急騰した。予想を上回るCPIを受けて、9月FOMCでの75bpの利上げを100%織り込み、米長期金利は3.4331%まで上昇、NYダウ先物は下落した。その後、上げ幅が急激だっただけに、米8月CPIを受けたドル買いが小休止した。7月の高値144.99円がレジスタンスとして意識されたほか、145.00円に観測されているバリアオプションに絡んだ防戦売りなどに上値を抑えられた。FRBの利上げペース加速を織り込む長期金利上昇に従いドル買いが継続9月FOMCでは100bpの利上げ観測も浮上した。上昇ピッチは鈍化したが、高値圏の144円半ばで底堅い動きになった。米長期金利の上昇が一段落するも、高い水準で推移が継続した。

 

★欧米主要経済指標

・独・9月ZEW景気期待指数:-61.9(予想:-59.5、8月:-55.3)

 

・米・8月消費者物価指数(CPI):前年比+8.3%(予想:+8.1%、7月:+8.5%)
・米・8月消費者物価コア指数:前年比+6.3%(予想:+6.1%、7月:+5.9%)
・米・8月消費者物価指数:前月比+0.1%(予想:-0.1%、7月:0.0%)
・米・8月消費者物価コア指数:前月比+0.6%(予想:+0.3%、7月:+0.3%)
・米・8月財政収支:-2196億ドル(予想:-2170.00億ドル、21年8月:-1706.35億ドル)

 

★欧米市場のポイント

・ドル/円相場は141.58-144.68円のレンジ

・8月米CPIの強い結果が伝わると米金利の上昇とドル買いが加速

・9月FOMCでの75bp利上げを実施する可能性を完全に織り込む

・米金融政策の影響を受けやすい2年債利回りは一時3.7895%前後

・10年債利回りは一時3.4564%前後と約3ヵ月ぶりの高水準

・FRBの一段の利上げと金融引き締めの長期化観測高まり株売り

・VIX指数は23.87から27.27へ上昇

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