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5分足で分かるドル/円欧米市場動向 手掛かり材料難から方向感出ず!
- 2022/09/13
- NYタイム
★欧州市場中盤の取引では、週末に伝わったウクライナ情勢を巡る報道を好感し、欧州株が全面高で推移する中、ユーロ買いが強まった。欧州通貨に対してドルが売られると、ドル/円も下押しした。欧州市場では、株高を背景に全般的なドル安圧力が持続し、ドル/円も上昇幅を一段と縮小した。なお、米長期金利は3.30%割れに低下、日経先物は100円高に続伸した。欧州市場中盤の取引では、米長期金利が3.30%台に持ち直したことを背景にドル売りの動きが一巡した。クロス円の円高方向への調整も影響して、反発力は限定的となった。
米長期金利の低下に伴って142.24円付近まで下押ししたが、金利低下が一服するとドルの買い戻しによる反発となった。重要な米経済指標の発表などもなく手掛かり材料に欠けたことから、相場は大きな方向感が出なかった。翌日発表の8月米CPIの結果を見極めたとの雰囲気もあった。NYタイムでは142.87円近辺を戻り高値に142円前半に押し戻され、上値の重い動きとなった。米10年債入札が低調な結果となったことも手掛かりに米長期金利が上昇すると、142.80円近辺まで切り返した。
★欧米主要経済指標
特になし
★欧米市場のポイント
・ドル/円相場は142.15-143.15円のレンジ
・ECBが大幅利上げを継続するとの観測からユーロ買い
・欧州の天然ガス価格が下落したこともユーロ買い
・米NY連銀の最新調査によるとインフレ期待が急低下
・米インフレのピークアウト観測が高まり株高とドル安
・VIX指数は22.79から23.87へ上昇