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ドル/円はタカ派のFRB要人発言で右往左往!
- 2016/05/20
- NYタイム
★欧州市場序盤では、18日公開された4月分の米FOMC議事録のタカ派寄りの内容を受けたドル上昇の勢いは一服となったが、ドルの下押しは浅く、ドル全面高地合いが維持された。しかし、欧州株や時間外取引のNYダウなどが軟調推移したことでリスク回避の円買い・外貨売りが強まった。また、原油の下落も円買いにつながった。20:30分前に日通し安値を付けたものの、17日高値109.65円が目先サポートとして意識されると買い戻しが入った。またラッカー米リッチモンド連銀総裁が『FOMCは3月に利上げをするのが妥当だった』『6月利上げん根拠は強い』などど述べたことを受けて、ドル買いで反応した。しかし、NYダウが大幅下落したことからリスク回避のドル売りが広がった。さらに米長期金利の低下も重しとなった。その後、ダドリー米NY連銀総裁が『6月は間違いなくライブな会合になる』『景気が自信の見通し通りであれば6、7月の会合における利上げは理にかなう』などの見解を示したことで一転上昇となった。引けにかけては米国株が下げ幅を縮小したことでショートカバーの買い戻しが入った。市場はFRB要人発言を受けて右往左往の展開となった。