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5分足で分かるドル/円欧米市場動向 8月米雇用統計発表後はドル売り優勢に!

  • 2022/09/04
  • 米蔵(ヨネゾウ)
  • NYタイム

 

★欧州市場序盤の取引では、ロシアが主要パイプラインであるノルドストリームを通じた欧州への天然ガス供給を再開する見通しとの一部報道を好感してユーロ買いが全般優勢になった。ドル/円は長期金利が低下したことを受けたドルの売り戻しとなった。欧州株が全面高で推移、クロス円の上昇に支えられて24年ぶりドル高値圏でもみ合い商状となった。なお、米長期金利が3.26%近辺で上昇地合いを維持した。欧州市場中盤の取引では、欧州株高を背景にドル安・円安が優勢となり、ドル/円は140.30円近辺と高値圏でもみ合いとなった。その後にやや仕掛け的なドル買いが入り一時上値を伸ばした。

 

米国の失業率が予想や前月から上昇の悪化となり、賃金も予想を下回り、雇用統計は前月分は下方修正されたことを受け、全般的にドルが下落した。一時3.22%まで低下した米長期金利が一転して3.28%台まで上昇すると買い戻しが優勢になり、一時140.80円まで上値を伸ばした。米7月製造業受注・耐久財受注改定値が予想を下振れしたことで、ドルは反落した。米長期金利が3.20%割れへ急落、2年債利回りも3.40%割れへ大幅低下でドル/円を圧迫した。米長期金利の低下が一服したほか、対ユーロを中心にドルの買い戻しが入った影響もあり、ドルはやや下げ渋った。NY時間の午後に入って徐々に動意が乏しくなり、140.10円を挟んでもみ合いとなった。

 

★欧米主要経済指標

・ユーロ圏・7月生産者物価指数:前年比+37.9%(予想:+37.3%、5月:+36.0%←+35.8%)

 

・米・8月非農業部門雇用者数:+31.5万人(予想:+29.8万人、7月:+52.6万人←+52.8万人)
・米・8月失業率:3.7%(予想:3.5%、7月:3.5%)
・米・8月平均時給:前年比+5.2%(予想:+5.3%、7月:+5.2%)
・米・8月労働参加率:62.4%(予想62.2%、7月62.1%)
・米・8月不完全雇用率:7.0%(7月6.7%)
・米・7月製造業受注:前月比-1.0%(予想:+0.2%、6月:+1.8%←+2.0%)
・米・7月耐久財受注改定値:前月比-0.1%(予想:0.0%、速報値:0.0%)
・米・7月耐久財受注(輸送用機器除く)改定値:前月比+0.2%(予想:+0.3%、速報値:+0.3%)
・米・7月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)改定値:前月比+0.5%(速報値:+0.7%)

 

★欧米市場のポイント

・ドル/円相場は139.93-140.80円のレンジ

・欧州のエネルギー供給不安が和らぎ欧州株が反発

・8月米雇用統計では予想より弱い内容

・FRBが利上げを加速するほど強い内容ではない

・米長期金利が低下して全般ドル売りが優勢

・VIX指数は25.56から25.47へわずかに低下

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