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5分足で分かるドル/円欧米市場動向 ドルは欧州時間で売られるもNY時間で買い戻し!
- 2022/08/30
- NYタイム
★欧州市場序盤の取引では、独長期金利が大幅上昇となったことを受け、ユーロ高地合いが持続した。ただ、ドル/円は持ち高調整の売りに上値を抑えられた。一時139.00円水準にドルが大幅上昇となった後、年初来139.39円レベルが意識される中、戻り売りに押された。オランダTTFガス先物が17%超安まで下げ幅を拡大していることでユーロが全般反発して、ドル/円はユーロ/ドルの反発を受けて下押しした。
NY勢が参入し始めて米長期金利が上昇幅を縮めるとドルの調整売りが持ち込まれ138.35円付近までやや頭が重い動きとなった。対ユーロ主導でのドル売りに押される形で138.27円近辺まで下げる場面があった。米8月ダラス連銀製造業活動指数が予想を下回るとドルの戻りは鈍かった。NY勢が本格参入する時間帯に入ると、米長期金利の上昇に伴うドル買いが優勢になった。米長期金利の上昇に伴うドル買いや米国株式相場の回復に連れリスク回避の円買いが後退した。NY時間の午後に入って買いの流れは一服した。NYダウが前週末終値付近から伸び悩み始めたこともあり、やや上値も重くなった。
★欧米主要経済指標
・米・8月ダラス連銀製造業活動指数:‐12.9(予想:-12.7、7月:-22.6)
★欧米市場のポイント
・ドル/円相場は138.27-87円のレンジ
・欧州の天然ガス価格の下落を受けユーロ買い戻し
・ECBの大幅利上げ観測を背景に全般欧州株安
・一時139.00円まで上昇した反動でポジション調整のドル売り
・NYダウが下げ幅を縮めるとリスク回避の円買いが後退
・VIX指数は25.56から26.21へ上昇