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5分足で分かるドル/円欧米市場動向 米FRBの積極的な利上げを織り込むドル買い!

  • 2022/08/27
  • 米蔵(ヨネゾウ)
  • NYタイム

 

★欧米市場序盤の取引では、注目のジャクソンホール会議を控え、137.00円近辺でドル反発地合いを維持した。欧州市場でドル/円は上昇一服となり、136.80円台に失速した。米長期金利の伸び悩みでドルは一旦収束した。米長期金利が3.08%台で上昇地合いを維持したことを受け、136.90円近辺でドルが底堅さを維持した。なお、欧州株は高安まちまちとなった。ドルの反落が一服で小反発した。一段の上昇と、戻り売りに押される形での再下落をにらんだ展開になった。

 

7月米PCEや7月米PCEコアデフレータ―などが予想を下回る結果となったことに売りで反応し、米長期金利も3.03%台まで低下した。パウエル米FRB議長がジャクソンホール会議での講演で『9月の利上げ幅はデータ次第』との見解を示した一方、『早急な緩和のリスクを歴史が警告』と発言すると、一時137.33円まで急上昇したものの直ぐに失速した。講演が終了すると『材料出尽くし』として再びドル売り優勢となり日通し安値を更新した。米国債金利は小幅な上昇となったほか、NYダウが下げ幅を拡大させたことで、リスク回避のドル買いがやや優勢になった。米FRBの積極的な利上げを織り込むドル買いが一段と強まった。ユーロなど多くの通貨でドルが強含んだ動きが支えとなり、上値を広げる場面もあった。

 

★欧米主要経済指標

・米・7月コアPCE価格指数:前年比+4.6%(予想:+4.7%、6月:+4.8%)
・米・7月個人所得:前月比+0.2%(予想:+0.6%、6月:+0.7%←+0.6%)
・米・7月個人消費支出(PCE):前月比+0.1%(予想:+0.5%、6月:+1.0%←+1.1%)
・米・7月卸売在庫速報値:前月比+0.8%(予想:+1.4%、6月:+1.9%←+1.8%)
・米・7月前渡し商品貿易収支:-891億ドル(予想―985億ドル、6月-986億ドル←-982億ドル)
・米・8月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値:58.2(予想:55.5、速報値:55.1)
・米・8月ミシガン大学1年期待インフレ率確報値:4.8%(予想5.0%、速報値:5.0%)
・米・8月ミシガン大学5-10年期待インフレ率確報値:2.9%(予想3.0%、速報値:3.0%)

 

★欧米市場のポイント

・ドル/円相場は136.18-137.53円のレンジ

・7月米PCEコアデフレータ―が予想を下回るとドル売り

・パウエル米FRB議長は高金利をしばらく維持する方針

・パウエル議長の講演が10分程度で終了

・米長期金利上昇し米国株相場は急落

・VIX指数は21.78から25.56へ上昇

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