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5分足で分かるドル/円欧米市場動向 パウエルFRB議長会見発言でドル失速!

  • 2022/07/28
  • 米蔵(ヨネゾウ)
  • NYタイム

 

★欧州市場序盤の取引では、米FOMCの結果に注目が集まる中、前日比横ばいの136.90円台で継続した。一方、欧州株が反発したことでクロス円は底堅く推移した。米長期金利が2.78%台に低下となったことを受け、戻り売りに押されドルが下押しした。なお、欧州主要株価指数は上昇幅を削り、独DAX指数は小幅マイナス圏に転じた。米長期金利が低下幅を縮小したが、全般的にドル安地合いが持続した。欧州市場中盤の取引では、NY勢本格参入を控え、円買い戻しの動きは一巡となり、下げ幅を縮小した。なお、米長期金利は2.79%台に持ち直した。

 

6月米耐久財受注額や6月米卸売在庫などが予想より強い結果となったことを受けてややドル買いで反応した。米株式市場オープン後に米長期金利が2.75%台まで低下したことで、弱含んだ。しかし、FOMCの結果発表を前に一方的な動きにはなりにくく、動きは限定的だった。FOMCの結果公表を控えて持ち高調整のドル買いが継続した。2年債利回りが3.08%台まで上昇したことなどが支えとなり、日通し高値を更新した。パウエル議長が改めてインフレ抑制を強調すると米金利が小幅に上昇し、ドルは高値を更新した。いずれ利上げペースを緩める可能性が高いとの発言が伝わると一転米金利低下でドル売りとなった。

 

★欧米主要経済指標

・米・6月耐久財受注速報値:前月比+1.9%(予想:-0.4%、5月:+0.8%)
・米・6月耐久財受注(輸送用機器除く)速報値:前月比+0.3%(予想:+0.2%、5月:+0.5%←+0.7%)
・米・6月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)速報値:前月比+0.7%(予想:+0.3%、5月:+1.0%←+0.8%)
・米6月前渡商品貿易収支:‐982億ドル(予想‐1030憶ドル、5月‐1040億ドル)
・米・6月卸売在庫速報値:前月比+1.9%(予想:+1.5%、5月:+1.9%←+1.8%)
・米・6月中古住宅販売成約指数:前月比‐8.6%(予想:-1.0%、5月:+0.4%←+0.7%)

 

★欧米市場のポイント

・ドル/円相場は136.30-137.46のレンジ

・FOMCの結果発表を前に持ち高調整のドル買いが進んだ

・低下していた米2年債利回りが一転上昇したことも支え

・注目のFOMCではFFレートを誘導目標2.25-2.50%に引き上げ

・利上げについて慎重な姿勢を示すと中長期金利が急低下

・主要ハイテク企業の決算で警戒されたほど悪化せず

・VIX指数は24.69から23.34へ低下

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