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5分足で分かるドル/円欧米市場動向 米景気後退への警戒感から金利低下で円買い!
- 2022/07/06
- NYタイム
★欧州市場序盤の取引では、ドル高が波及する形でドル買いが全般優勢になった。ドル急騰で株式市場や債券子女うではリスク回避のムードが広がり、NYダウ先物はマイナス圏に沈み100ドル超安、上昇して始まっていた欧州株も軒並み失速した。米長期金利も2.89%台まで急速に低下で円買いが優勢になった。対ユーロ中心に全面高の流れ絵が持続する中、米長期金利の低下が一服するに連れてドルが持ち直した。欧州市場では、欧米株価指数の弱含みで、円買いに振れやすい。一方、米長期金利はやや持ち直し、ドルへの買い戻しが観測された。その後は、基本的には円買いの調整の動きとなった。景気後退への警戒感から米長期金利が2.87%台に低下し、NYダウ先物が300ドル超下落したことで上値の重い展開となった。
米5月製造業受注が予想を上回るとドル買いが優勢になった。ドル/円はドル買いと、リスク回避の円買いが交錯し136.00円を挟んだ展開となった。他通貨に対してドルが堅調なことで、下値トライも直ぐに終わり再び135円台後半でもみ合いとなった。他通貨のドル買いが一旦収まったこともあり、135円台後半で上値が重く推移した。
★欧米主要経済指標
・英・6月サービス業PMI改定値:54.3(予想:53.4、速報値:53.4)
・英・6月総合PMI改定値:53.7(予想:53.1、速報値:53.1)
・米・5月製造業受注:前月比+1.6%(予想:+0.5%、4月:+0.7%←+0.3%)
・米・5月耐久財受注改定値:前月比+0.8%(予想:+0.7%、速報値:+0.7%)
・米・5月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)改定値:前月比+0.8%(速報値:+0.8%)
★欧米市場のポイント
・ドル/円相場は135.52-136.29円のレンジ
・ECBの金融引き締めにおけるユーロ圏景気の減速懸念
・欧米株価の下落を背景にリスク回避の円買い
・原油価格の急落を背景に産油国通貨に売り
・米国景気の減速懸念から米長期金利が一時2.7763%
・VIX指数は27.53から27.54へわずかに上昇