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5分足で分かるドル/円欧米市場動向 米インフレの見方分かれ行って来い相場!

  • 2022/05/12
  • 米蔵(ヨネゾウ)
  • NYタイム

 

★欧州市場序盤の取引では、米長期金利が一時2.92%台に低下幅を拡大したことにドルが圧迫された。なお、欧州主要株価指数は堅調に推移した。米中長期金利が低水準で推移しているほか、商品相場が上昇していることで資源国通貨主導でドルに対して買われドルは軟調に推移した。4月米消費者物価指数(CPI)の発表を控えた持ち高調整の動きが加速し一段安になった。欧州市場中盤の取引では、米独の長期金利が下げ渋るに連れて下落も一服となったが、神経質な地合いの中で129.77円付近でもみ合いとなった。

 

4月米CPIがコア指数ともに市場予想を上回る結果となったことに素直にドル買いで反応した。米CPI後にドル全面高となり130円台回復からさらに戻り高値を切り上げる展開になった。米長期金利は2.92%から3.07%近辺へ反騰した。ドル買い一巡後の反落で反騰幅を削り、130円を再び割り込んだ。130円割れ水準で下げ渋り、130円前半での動きになった。金利の上昇が一段落したため、ドル買いの勢いが後退した。米長期金利は再び節目の3%を割り込んだ。米4月CPIは予想を上回るも、前月から伸びが低下し、インフレ高は続くとの見方とインフレはピークアウトとの見方が交錯した。NYダウが200ドル超下落したことで相場の重石になった。米長期金利の低下や米株の下げが一服すると129円後半に持ち直した。

 

★欧米主要経済指標

・独・5月ZEW景気期待指数:-34.3(予想:-43.5、4月:-41.0)

 

・米・4月消費者物価指数:前年比+8.3%(予想:+8.1%、3月:+8.5%)
・米・4月消費者物価コア指数:前年比+6.2%(予想:+6.0%、3月:+6.5%)
・米・4月消費者物価指数:前月比+0.3%(予想:+0.2%、3月:+1.2%)
・米・4月消費者物価コア指数:前月比+0.6%(予想:+0.4%、3月:+0.3%)

 

★欧米市場のポイント

・ドル/円相場は129.40-130.81円のレンジ

・ラガルドECB総裁が7月利上げの可能性を示唆

・米4月CPIが予想を上回ると全般ドル買い先行

・米長期金利が一時3.0739%前後まで上昇後は2.9%へ急落

・米FRBによる積極的な金融引き締めを警戒した株売り

・VIX指数は32.99から32.56へ低下

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