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5分足で分かるドル/円欧米市場動向 過度なインフレ懸念が後退!

  • 2022/04/13
  • 米蔵(ヨネゾウ)
  • NYタイム

 

★欧州市場序盤の取引では、米長期金利が2.83%台に上昇したことを受け、125.70円台にドルが続伸したが、2015年高値125.86円レベルに上値を抵抗されると下押しして売り買いが交錯した。米長期金利の上昇を受け、ドルは主要通貨に対して堅調地合いを維持した。米長期金利が2.8%前後に上昇幅を縮小したことで、ドル売りがやや優勢になった。欧州勢参入後は動意に乏しく、125.60円前後で藻いあいが継続した。3月CPIの結果やブレイナードFRB理事の発言に注目が集まり、様子見ムードが強かった。

 

米3月CPIは前年比+8.5%と予想の前年比+8.4%を上回ったものの、コア指数は前年比+6.5%と予想の前年比+6.6%を下回ったことを受け、米長期金利が2.76%台から2.69%台へ低下したことを受けドル売りが強まった。米長期金利の低下が一服するとドルの買い戻しが入った。ブレイナードFRB理事は、コアCPI指数の低下を歓迎した。しかし、インフレは高過ぎるとの見解。FRBは金融政策を入念に引き締めていくとの言及にとどめ、利上げ幅に関する言及を避けた。前回に比べタカ派色が若干弱まった。米長期金利が2.67%まで低下したことで戻り上値の重い展開となった。売り一巡後はじりじりとドル買い戻しが進んだ。

 

★欧米主要経済指標

・独・4月ZEW景気期待指数:-41.0(予想:-48.5、3月:-39.3)

 

・米・3月消費者物価指数:前年比+8.5%(予想:+8.4%、2月:+7.9%)
・米・3月消費者物価コア指数:前年比+6.5%(予想:+6.6%、2月:+6.4%)
・米・3月消費者物価指数:前月比+1.2%(予想:+1.2%、2月:+0.8%)
・米・3月消費者物価コア指数:前月比+0.3%(予想:+0.5%、2月:+0.5%)
・米・3月財政収支:-1927億ドル(予想:-1900億ドル、21年3月:-6596.03億ドル)

 

★欧米市場のポイント

・ドル/円相場は124.74-125.71円のレンジ

・3月CPIは前年比で40年3ヵ月ぶりの高い伸び

・概ね市場予想通りの結果で過度なインフレ懸念が後退

・ブレイナード理事の発言ではタカ派色が若干弱まった

・米長期金利は8営業日ぶりに低下

・VIX指数は24.37から24.26へ低下

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