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5分足で分かるドル/円欧米市場動向 米長期金利上昇でドルは底堅い展開!

  • 2022/03/10
  • 米蔵(ヨネゾウ)
  • NYタイム

 

★欧州市場朝方の取引では、欧州株が全面高で取引をスタートする中、リスク選好回復によるドル安・円安地合いが持続した。なお、独DAX指数は3%前後の大幅上昇となった。欧州主要株価指数が上昇幅を拡大する中、リスク選好回復によるドル安圧力が持続した。なお、米長期金利は1.86%近辺で底堅く推移した。NYダウ先物が450ドル高まで上げ幅を拡大し、米長期金利が1.90%手前まで上昇したことで円売り・ドル売りが継続した。欧州株式相場やNYダウ先物が堅調に推移したことを眺めリスク選好を意識して、全般ドル売りと円売りが同時に進んだ影響もあり、ドル/円は方向感を欠く動きになった。

 

節目の116.00円にかけては本邦実需勢からの売りやオプション絡みの売りも控えており、その後は再び上値が重くなった。欧米株高でリスク回避のドル買いが後退すると、一時115.50円付近まで下落したが、株高を背景にクロス円が上昇したため、ドル/円の下値は限定的だった。クロス円と同様に堅調な米株推移を睨んだリスク回避後退による円売りが下支えとなり、じり高となった。OPECが増産する可能性を示唆したほか、ウクライナが妥協する姿勢を示したことで、安心感が広がりドル/円は高止まりとなった。米長期金利が1.94%台を回復したことなどを支援に115.90円付近まで戻す展開になった。

 

★欧米主要経済指標

・米・1月JOLT求人件数:1126.3万件(予想:1095.0万件、12月:1144.8万件←1092.5万件)

 

★欧米市場のポイント

・ドル/円相場は115.50-95円のレンジ

・ウクライナが妥協する姿勢を示したことで停戦合意期待

・OPECが増産する可能性を示唆したことで原油下落

・米長期金利が1.92%台までの上昇でドル下支え

・VIX指数は35.13から32.45へ低下

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