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5分足で分かるドル/円欧米市場動向 金融政策イベント控え方向感出ず!
- 2021/12/14
- NYタイム
★欧州市場朝方の取引では、米長期金利が小幅反発となったこを背景に、ドルは全般的に底堅く取引された。なお、欧州主要株価指数は小幅反発して取引を開始した。米長期金利が1.49%台まで上昇してきたことにつれる形でドル/円はじり高となった。翌日に開催される米FOMCでの引き締め加速が期待され、全般的にドル買いに振れた。欧米株価指数は堅調地合いを維持し、株高を好感した円売りが強まった。しかし、米長期金利が1.47%台まで伸び悩むと113.70円を挟んでもみ合い推移となった。NYダウ先物は上昇幅を縮小させた。
先週末高値の113.97円が目先のレジスタンスとして意識されると、全般ドル高が一服したこともあり上値を切り下げた。NYダウが一時250ドル超下落したほか、米長期金利が1.43%台まで低下したことも相場の重石となり、円買い・ドル売りがじわりと強まった。オミクロン変異株への警戒感が再燃しリスク回避の円買いや金利低下に伴いドル買いが後退した。米株安・米長期金利の低下が重石に、ドルは押し戻されたが、下押しも限定的だった。今週は米・欧・英・日などの金融政策イベントを控え、一方向に大きく傾けにくい展開になった。
★欧米主要経済指標
特になし
★欧米市場のポイント
・ドル/円相場は113.37-73円のレンジ
・トルコ中銀が今月4度目の為替介入を実施
・オミクロン株の感染拡大を嫌気して欧米株価が軟調
・米10年債利回りは1.41%台まで低下が相場の重石
・米経済指標の発表などもなく材料に欠ける展開
・米・欧・英・日などの金融政策イベント控え様子見
・VIX指数は18.69から20.31へ上昇