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5分足で分かるドル/円欧米市場動向 米長期金利上昇で持ち直し!

  • 2021/10/29
  • 米蔵(ヨネゾウ)
  • NYタイム

 

★欧州市場序盤の取引では、月末に無絵kた持高調整の動きにより、ドルは対円を中心に軟調に推移して113.50円台で推移した。なお、米長期金利は1.55%台に小幅上昇、NYダウ先物は43ドル高で推移した。米長期金利は再低下となったが、米2年債金利が上昇基調を維持しており、ドルの下支え要因になり、113円台半ばでは下値を抵抗されるとドルは下げ渋った。欧州市場では、一時113.72円まで上昇したが、その後はやや失速し113.60円台でもみ合いとなった。WTI原油先物が戻り売りに押され再下落となる中、ドルが弱含みとなった。

 

米7-9月期GDPが予想以上に鈍化したが、反応は限定的113.60円近辺で動意に欠ける動きが続いた。ラガルドECB総裁会見後のユーロ高・ドル安を切っ掛けにドル安感が優勢となり下落した。市場ではスタグフレーション観測も根強くドル売りが優勢になった。低位で推移する米金利はドル相場を圧迫し、米国株高もリスク回避姿勢の後退によるドル売りが継続した。その後は、低調な米7年債入札結果を受けて、米長期金利は1.54%から1.58%まで上昇したことで、ドルの買い戻しからドルはじり高となった。米長期金利の上昇に伴うドル買いが入り、113.60円付近まで下げ幅を縮めた。

 

★欧米主要経済指標

・ユーロ圏・10月景況感指数:118.6(予想:116.7、9月:117.8)

・独・10月消費者物価指数速報値:前年比+4.5%(予想:+4.4%、9月:+4.1%)

 

・米・7-9月期GDP速報値:前期比年率+2,0%(予想:+2.6%、4-6月期:+6.7%)
・米・7-9月期個人消費速報値:前期比年率+1,6%(予想:+0.8%、4-6月期:+12.0%)
・米・7-9月期GDP価格指数:前期比+5.7%(予想+5.3%、4-6月期+6.1%)
・米・先週分新規失業保険申請件数:28.1万件(予想:28.9万件、前回:29.1万件←29.0万件)
・米・失業保険継続受給者数:224.3万人(予想:242.0万人、前回:248万人←248.1万人)
・米・9月中古住宅販売成約指数:前月比-2.3%(予想:+0.5%、8月:+8.1%)
・米・10月カンザスシティ連銀製造業活動:31(予想20、9月22)

 

★欧米市場のポイント

・ドル/円相場は113.22-74円のレンジ

・ECB定例理事会では金融政策の現状維持を決定

・ラガルド総裁の会見が始まると一転ユーロ買い

・ラガルド総裁の会見ではタカ派的な内容

・低調な米7年債入札を受け米長期金利が上昇

・VIX指数は16.98から16.53へ低下

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