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5分足で分かるドル/円欧米市場動向 米長期金利の低下がドルの重石に!

  • 2021/10/28
  • 米蔵(ヨネゾウ)
  • NYタイム

 

★欧州市場序盤の取引では、商品価格の下落も手がかりにリスク回避の円買いが強まった。なお、欧州株のさえない動きも、クロス円の重石になった。欧州参入後、持高調整とみられる円買いの動きがにわかに活発化した。なお、NYダウ先物と米長期金利は小幅高、WTI原油先物は83ドル台前半に反落した。欧州株は売り優勢となったほか、NYダウ先物も沈んだことでリスク回避の円買いが継続した。米長期金利の低下は一旦収束し、下げ止まる展開になった。商品価格の下落が一服し、対資源国通貨を中心とした円買い圧力もやや後退する中でドルの買い戻しが入った。

 

米2年債は1年7ヵ月振り高水準から失速し、米10年債も利回りが低下したことで、ドル売りがやや強まった。小高く始まったNYダウが下げに転じるとリスク回避の円買いが強まった。その後、一時マイナスへ転じた米国株がプラス圏を回復したことでドル買い戻しが入った。揺り返しのドル買いの動きとなり、113.80円台へ戻した。米長期金利が一時1.59%台へ持ち直し、ドル/円の下げ渋りを支援したものの、再び低下幅を広げて1.53%台まで切り下がったが、ドルを押し下げる圧力は強くなった。リスク回避のドル買い・円買いが交錯したことで、ドル/円はトレンドが出なかった。

 

★欧米主要経済指標

・米・9月耐久財受注速報値:前月比‐0.4%(予想:-1.1%、8月:+1.3%←+1.8%)
・米・9月耐久財受注(輸送用機器除く)速報値:前月比+0.4%(予想:+0.4%、8月:+0.3%)
・米・9月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)速報値:前月比+1.4%(予想:+0.5%、8月:+0.6%+0.8%)
・米・9月卸売在庫速報値:前月比+1.1%(予想:+1.0%、8月:+1.2%)
・米・9月前渡商品貿易収支:-963億ドル(予想‐883億ドル、8月-882億ドル)

 

★欧米市場のポイント

・ドル/円相場は113.35-114.04円のレンジ

・商品価格の下落を受けて円買い強まる

・英新年度予算案の発表を控えるなか全般ポンド売り

・翌日のECB定例理事会を控えユーロ/ドルは方向感出ず

・好調な米5年債入札結果を受け債券買いが強まった

・米長期金利の低下を背景に全般ドル売りが強まった

・VIX指数は15.98から16.98へ上昇

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