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5分足で分かるドル/円欧米市場動向 米長期金利上昇でドル買い優勢!
- 2021/09/25
- NYタイム
★欧州市場序盤の取引では、香港株に続き欧州株も軟調に推移する中、リスク選好による円売りは一巡となっており110.40円台で推移した。なお、NYダウ先物は90ドル安、日経先物は180円安に反落した。欧州株やNYダウ先物が一旦下げ渋るに連れて、円買い戻しの動きも一巡した。欧米株価指数は下げ渋り、一段安の回避により円買いは抑制された。欧米株安観測で、やや円買いに振れやすかったが、米長期金利の高止まりでドル売りは仕掛け難い対円では下値が堅かった。
株安に伴うリスク回避のドル高に加えて、米長期金利が上昇に転じたことも支えになった。タカ派で知られるクリーブランド連銀のメスター総裁が11月に資産購入額を減額し、22年の上半期に終了することを支持すると述べたこともドル買いを下支えした。米8月新築住宅販売件数が予想を上回ったことで高止まりが継続した。米長期金利が一時1.4647%前後と7月2日以来の高水準を付けたことを受けて、全般ドル買いが先行した。ドルの勢いは緩むも、米長期金利が高い水準を維持している中、祖kが対展開となった。ただ、8月11日の高値110.80円が目先のレジスタンスとして意識された。その後は、週末のNY午後に入り値動きが細るも、堅調地合いを維持した。米長期金利は1.46%台で上昇が一段落した。
★欧米主要経済指標
・米・8月新築住宅販売件数:74万戸(予想:71.5万戸、7月:72.9万戸←70.8万戸)
★欧米主要経済指標
・ドル/円相場は110.33-79円のレンジ
・米長期金利の上昇に圧力がかかる中全般ドルが買われた
・米10年債利回りは一時1.4647%前後と7月2日以来の高水準
・8月米新築住宅販売件数が予想を上回ったことも相場の支援材料
・VIX指数は18.63から17.75へ低下