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5分足で分かるドル/円欧米市場動向 リスク回避の円買い優勢!
- 2021/09/21
- NYタイム
★欧州市場序盤の取引では、中国の不動産開発大手、中国恒大集団の債務懸念が強まるなか、香港株に続いて欧州株大幅続落となったことを受け、リスク回避によるドル高・円高が進行した。欧州市場で109.60円台に弱含み、米長期金利の低下を受け、ドルは対円で下落した。また、欧州株式市場は主要指数が総じて大幅安となり、リスク回避の円買いが入った。市場のリスク回避の動きが継続され、NYダウは約550ドル下落、一方で安全資産とされる債券が買われ、米長期金利は1.32%台まで低下した。中国発の信用リスクを警戒した円買いが継続した。この影響でドルの上値は重いままだった。
米9月NAHB住宅市場指数が予想外に上昇したほか、米長期金利が低下幅を縮小したことで、ドル買い戻しがやや優勢になった。NYダウが600ドル超下落すると再び弱含む展開になった。米国株式相場の下落幅拡大に連れリスク回避の動きも加速した。米長期金利は1.3%割れ寸前まで低下しドル買いが後退した。引き続き安値を探る展開になった。米国株の下げが止まらず、リスク回避の円買いが継続した。NYダウは一時900ドル超安まで下げ幅を拡大した。
★欧米主要経済指標
・米・9月NAHB住宅市場指数:76(予想:74、8月:75)
★欧米市場のポイント
・ドル/円は109.24-80ドルのレンジ
・中国恒大集団の先行き不安を受けて世界的に株価が下落
・米長期金利が1.29%台まで低下したことも相場の重石
・米連邦債務の法的上限の引き上げを巡る与野党対立もリスク回避
・NYダウは一時900ドル超安まで下げ幅拡大
・VIX指数は20.81から25.71へ上昇