★欧州市場序盤の取引では、ドルは主要通貨に対して堅調に取引され、109.90円前後にドルが小幅反発した。なお、日経先物は190円高に続伸した。欧州市場では北米市場の休場で、全般的に様子見ムードが広がり、高値圏でもみ合う展開となった。米国休場のため小動きながら、欧州株は全面高、日経先物も3万円台に乗せ、しっかりした展開となった。日経先物や欧州株などは堅調推移が続いたものの、109.80円台でのもみ合いとなり、相場への影響は限られた。

米国市場がレーバーデーで休場のため、市場参加者が激減して商いは低調だった。その後も方向感の見えにくい展開で、様子見ムードが意識された。110円台には売りが並んでおり、上値は攻め難い展開だった。一方、下サイドは109.60円割れにストップロスが控えているものの、それ以外は買い優勢で動きにくい状況だった。

★欧米主要経済指標

・英・8月建設業PMI：55.2（予想：56.0、7月：58.7）

★欧米市場のポイント

・ドル/円相場は109.80-94円のレンジ

・不調な8月米雇用統計を受け米金融緩和の早期縮小観測が後退

・米国市場はレーバーデーで休場のため商いは低調で動意の薄い展開