★日経225の中期トレンドを示す週足では、13週SMA（赤線）と26週SMA（青線）を上抜けしてきたことで、騰勢が強まる可能性が高い。

また、ストキャスティクス・スロー（パラメータ：14、5、3、20、80）は、低水準から％DがSlow％Dを上抜けかい離幅を広げて両線が上向きになっていることから、上昇バイアスが強いことを示している。

しかし、2月19日週高値30,714.52円を起点として3月19日週高値30,485.00円を結んだトレンドライン（R1）がレジスタンスとして意識され一旦上げ止まる展開になっている。

まとめると、4月23日週に13週SMAを下抜けしてからは、レジスタンスとして意識され上値を抑えられる展開が続いていた。そして、7月2日週に13週SMAが26週SMAを下抜けるデッドクロスとなり、下落トレンドが明確だった。しかし、52週SMA（緑線）がサポートになり反発する展開となり、再び13週SMAと26週SMAを上抜けた。

今週はこのR1を上抜け出来るかが最大の注目点となる。先週は8月30日から9月3日までに1,500円弱の上昇となっており、上昇スピードが速かったことから一旦上値が重くなると、利益確定売りが出やすく上値を抑えられる展開になり、上値の重さがが意識される。一方で、R1を上抜け出来るようなら、３万円の大台狙いとなる。そのため、今週は相場の重要なポイントになる週になる。