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5分足で分かるドル/円欧米市場動向 109円近辺では戻り売り根強い!
- 2019/01/09
- NYタイム
★欧州市場朝方の取引では、ドル高の流れが持続した。109円台でのドル戻り売りが根強く108.90円近辺で売り買いが交錯した。なお、欧州株は堅調に取引開始した。株高を背景にリスク選好が回復され、全般的にドルが弱含むにつれて、ドルは108.80円台に軟化した。方向感をやや欠いたもみ合い商状が継続した。ドルが1月3日の大幅下落幅を取り戻し、一段のドル買いに慎重な見方から軟調となった。日経先物の伸び悩みとともに重い動きとなった。米中次官級通商協議への期待を背景としたリスク選好の動きが後退した。
トランプ大統領がツイッターで『米中協議はとても順調』と述べると一転ドル買い戻しが強まった。NYダウが上げ幅を2ケタに縮小し、ナスダックはマイナス圏に転じるなど、米国株が伸び悩むとドル売りが再開した。米3年物入札が低調な結果となったことで、米長期金利が2.71%まで上昇するとドルの買い戻しが入った。米国株が再び上げ幅を拡大したことや米中貿易協議の進展期待で下値は底堅い展開となった。ただ、新規の手がかりが乏しい中、方向感を欠いた展開となった。
★欧米主要経済指標
・ユーロ圏・12月景況感指数:107.3(予想:108.2、11月:109.5)
・英・12月ハリファックス住宅価格:前月比+2.2%(予想:+0.5%、11月:-1.4%)
・米・11月JOLT求人件数:688.8万件(予想:705万件、10月:713.1万件←707.9万件)
・米・11月消費者信用残高:+221.49億ドル(予想:+175億ドル、10月:+249.8億ドル←+253.84億ドル)
★欧米市場のポイント
・198.41-109.08円のレンジ相場
・米国とトルコの関係悪化懸念からリラ売り
・米中貿易交渉が進展するとの期待
・NY勢参入後はドルを買い戻す動き
・NYダウは256ドル高、VIX指数は21.40から20.47へ低下