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5分足で分かるドル/円欧米市場動向 米長期金利の上げ渋りで全般ドル売り!
- 2021/04/06
- NYタイム
★欧州主要市場がイースターマンデーの為休場で薄商いの中、ユーロクロスが中心の値動きになったことで、ドル/円は小動きだった。欧州市場では110円半ばと底堅い値動き、商いは閑散で動意の薄い展開となった。欧米株式先物が堅調で、リスク選好のドル売りに振れやすい地合いとなった。米長期金利が上げ渋り、上値の重さが意識されるとドルが軟調地合いとなった。目立ったニュースなどは出ていないがドルが全面安となった。
米長期金利が上げ渋り、為替相場は全般ドル安が優勢となって、安全逃避後退もあり、前週までのドル高の反動調整的なドル安が持続した。米国株相場の上昇を背景にリスク選好のドル売りが先行した。米経済指標は良好だったものの、相場の反応は鈍くドル売りの流れが継続した。ロンドンフィキシングに絡んだドル買いも観測され買い戻しが入ったものの、戻りも限定的で上値の重い動きになった。下げは一服しているが、依然として戻りは鈍く110.10円台でこう着した。米長期金利は1.70%台で低下が一服した。
★欧米主要経済指標
・米・3月サービス業PMI改定値:60.4(予想:60.2、速報値:60.0)
・米・3月総合PMI改定値:59.7(速報値:59.1)
・米・3月ISM非製造業景況指数:63.7(予想:59.0、2月:55.3)
・米・2月製造業受注:前月比-0.8%(予想:-0.5%、1月:+2.7%←+2.6%)
・米・2月耐久財受注改定値:前月比-1.2%(予想:-1.1%、速報値:-1.1%)
・米・2月耐久財受注(輸送用機除く)改定値:前月比-0.9%(予想:-0.9%、速報値:-0.9%)
・米・2月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)改定値:前月比-1.1%(速報値:-1.0%)
★欧米市場のポイント
・ドル/円相場は109.93-110.66円のレンジ
・OPECプラス会合で増産決定で原油は大幅反落
・FRBの早期利上げ確率が行き過ぎとの見方から米長期金利低下
・米3月ISM非製造業指数が過去最高を記録
・米国の強い回復期待からNYダウは史上最高値を更新
・VIX指数は17.33から17.91へ上昇