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5分足で分かるドル/円欧米市場動向 中東情勢の緊迫化警戒からリスク回避!
- 2020/01/04
- NYタイム
明けましておめでとうございます。
本年も引き続きご愛顧のほどを宜しくお願い致します。
2020年は、七赤金星(しちせききんせい)と庚子(かのえね)が重なる
180年に一度の『金運』があるれる年にあたるそうです。
そのため、みなさまに取って金運の年になりますよう心よりお祈り致します。
★欧州市場朝方の取引では、米軍がイラン革命防衛隊の精鋭組織の司令官を殺害したことを受けた中東情勢の緊迫化を背景に、リスク回避の動きが進行し円が全面高商状となった。株価が下げ渋るに連れて、リスク回避の円買いの勢いは一服となり一旦108.00円を回復したが、欧州株安を警戒した円買い強くドルの上値は重い展開となった。全般にドル買いが進んだ影響で下げ止まったが、リスク回避の円買いも続いたことで戻りも限定的だった。その後は、12月米ISM製造業景気指数の発表待ちとなりもみ合う展開となった。
一時360ドル超下落したNYダウが急速に下げ幅を縮めるとドルの買い戻しが入ったが、12月米ISM製造業景気指数が予想を下回ったので再びドル売りが強まった。その後もリスク回避姿勢が継続し、ドル売り・円買いが継続した。NYダウが200ドル超安水準の軟調推移と米長期金利が1.80%割れしたことでドル売りが継続した。NYタイムズの記者がツイッターで米軍基地が弾道ミサイルの攻撃を受けたとしたことが材料視されドルが急落したとの声もあった。ただ、米中協議進展への期待が根強い中、引けにかけては下げ幅を縮小した。
★欧米主要経済指標
・独・12月失業率:5.0%(予想:5.0%、11月:5.0%)
・英・11月住宅ローン承認軒数:6.5万件(予想:6.45万件、10月:6.47万件)
・ユーロ圏・11月マネーサプライM3:前年比+5.6%(予想:+5.7%、10月:+5.7%)
・独・12月消費者物価指数速報値:前年比+1.5%(予想:+1.4%、11月:+1.1%)
・米・11月建設支出:前月比+0.6%(予想:+0.4%、10月:+0.1%←-0.8%)
・米・12月ISM製造業景況指数:47.2(予想:49.0、11月:48.1)
★欧米市場のポイント
・ドル/円は107.78-108.26円のレンジ相場
・中東情勢が緊迫化するとの警戒感が広がった
・英国のEUからの円滑な離脱は困難との見方からポンド売り
・12月米ISM製造業景気指数が47.2と予想の49.0を下回った
・米長期金利は大幅低下し1.79%で終了
・リスク回避の株売りで主要三指数とも下落
・VIX指数は12.47から14.02へ上昇