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イールドスプレッドで4月6日の米国株市場を先取り!

  • 2021/04/06
  • 米蔵(ヨネゾウ)
  • アジアタイム

 

★NY株式市場では、三指数全てで続伸する展開になった。前週末発表の3月米雇用統計や本日発表の3月米ISM非製造業指数が良好な内容となったことを受けて、米景気の回復期待が高まった。米長期金利が落ち着いた動きとなったことが好感されて、主力ハイテク株にも買いが入った。一方、米長期金利は、前週末発表の3月米雇用統計や本日発表の3月米ISM非製造業指数が良好な内容となったことを受けて債券売り(利回りは上昇)が先行したものの、そのあとは利益確定の買い(利回りは低下)が入り持ち直した。市場では『4月は日本の機関投資家の新年度入りに当たり、期初計画に基づいた買いが入りやすい』との声も聞かれた。今後も米長期金利の動向には注意が必要となる。イールドスプレッドからは、以前と比べて三指数ともかなり割高感が残っており、リスク回避の材料が出ると下落しやすい。

 

感染拡大が縮小することや新型コロナウイルスのワクチン・治療薬の投与が世界的に普及するなど、終息の方向が出るまでは不安定な市場が続きやすい。しかし、追加経済対策期待や経済活動再開で先行きの景気回復の期待感が株価を押し上げている。ただ、米長期金利の上昇が止まらないことから、市場に警戒感が強まっている。米FRBが長期金利の上昇に懸念を示すまでは上昇基調が続く可能性があり、株価の下押し要因となりやすい。VIX指数は17.33から17.91に上昇した。VIX指数が20割れ定着となるようなら、市場は安定方向に向かう。

 

NYダウの割高の目安は3.00%近辺、S&P500は3.00%割れ、ナスダックは1.5%以下が昨年からの割高の目安となっている。一方で割安の目安では、イールドスプレッドがNYダウ:4.0%台、S&P500:3.8%~4.0%台、NASDAQ:2.3%~2.5%台で割安感からの反発となりやすい。割安感となるイールドスプレッドを大幅に上回っていることから、相場が落ち着くと戻りも大きくなりやすい。

 

★米国市場のイールドスプレッドは、米国債金利と米国株益利回りを比較する指標である。株式市場は国債市場よりリスクが高いことから、株式市場に割高感が生じ国債市場に割安感が生じれば、投機筋は株式を売って国債を買う。また、国債市場に割高感が生じ株式市場に割安感が生じれば、国債を売却して株式を買うことになる。

そのため、株式市場の天底を探るひとつの参考指標となる。

 

米10年国債金利とNYダウ:2011/4/21以降の平均▲3.306%

・直近イールドスプレッド縮小:19/4/25-▲3.048%、20/09/1‐▲2.867%

                20/10/12-▲2.847%、21/1/11-▲2.611%

(NYダウが割高・米国10年債割安の状態)

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲4.226%、19/8/5-▲4.102%、

               20/2/28-▲4.541%、20/3/23-6.017%

(NYダウが割安・米国10年債割高の状態)

・4月1日:▲2.594%⇒4月5日:予想▲2.521%(前日比で縮小:割高)

 

4月5日のNYダウは続伸したうえ、米長期金利も上昇したことでイールドスプレッドは前日比で縮小(米国10年債金利に対して米国株は割高)した。平均値の▲3.306%から▲0.785%と平均値より下方かい離したことで割高になった。19年1月3日の大底▲4.226%から▲1.705%下回った。19年8月5日の大底▲4.102%を▲1.581%下回った。20年2月28日の大底▲4.541%から▲2.020%下回った。20年3月23日の6.017%から▲3.496%下回った。NYダウは、インフラ投資計画やワクチン接種進展による景気回復期待が続く中、グッドフライデーの休場となった2日に発表された3月雇用統計が強い結果となったことや、朝方に発表された3月ISM非製造業PMIが大きく上振れしたことで景気回復期待が一段と高まった。NYダウは373.98ドル高(+1.13%)と続伸し、4営業日ぶりに史上最高値を更新した。

 

米10年国債金利とS&P500:11/4/21以降の平均▲2.771%

・直近イールドスプレッド縮小: 20/08/27-▲2.677%、20/10/12-▲2.664%

               20/12/08-▲2.666%、21/1/11-▲2.320%

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲3.869%、19/8/5-▲4.002%、

                19/8/15-▲4.179%、20/2/28-4.499%

               20/3/23-▲6.222%

・4月1日:▲2.410%⇒4月5日:予想▲2.410%(前日比で縮小:割高)

 

S&P500は続伸したうえ、米長期金利も上昇したことでイールドスプレッドは前日比で縮小(米国10年債金利に対して米国株は前日比で割高)した。平均値の▲2.771%から▲0.361%と平均値より下方かい離したことで割高になった。また、19年1月3日の大底となった▲3.869%を▲1.459%下回った。また、19年8月5日の大底となった▲4.002%を▲1.592%下回った。19年8月15日の▲4.179%を▲1.769%下回った。20年2月28日の大底▲4.499%から▲2.089%下回った。20年3月23日の6.222%から▲3.812%下回った。

 

米10年国債金利とNASDAQ:11/4/21以降の平均▲1.786%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲1.198%、20/12/4-1.351%

              21/1/11-1.066%、21/2/16-1.144%

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲2.179%、19/8/15-▲2.383%、

              19/8/15-▲2.498%、 20/3/16-▲4.094%

・4月1日:▲1.200%⇒4月5日予想▲1.127%(前日比で縮小:割高)

 

NASDAQは続伸したうえ、米長期金利も上昇したことでイールドスプレッドは前日比で縮小(米国10年債金利に対して米国株は割高)した。平均値の▲1.786%から▲0.659%平均値より下方かい離したことで割高になった。また、19年1月3日の大底となった▲2.179%に対しては▲1.052%下回った。19年8月5日の大底となった▲2.383%に対して▲1.256%下回った。19年8月15日の大底となった▲2.498%に対して▲1.371%下回った。20年2月28日の大底2.803%から▲1.676%下回った。20年3月16日の▲4.094%から▲2.967%下回った。

 

NASDAQのイールドスプレッドは、米長期金利が上昇したうえ、株価が続伸したことで縮小した。イールドスプレッドは以前より半分以下まで縮小しているため、引き続き割高感から利益確定売りが出やすい地合いとなっている。NASDAQ総合指数のイールドスプレッドは、▲1.1%台前半まで縮小して推移している。そのため、割高感が続いていることから、ネガティブなニュースが出ると引き続き下落しやすい地合いが続いている。また、2%台まで拡大するまでは割安とは言えない。

 

※PERの発表が時間的に遅行することから、前営業日の数値を使って当日終了時の予想を算定している。

 

※毎日イールドスプレッドを掲載していますので、米国株式市場の買われ過ぎ・売られ過ぎなど過熱感の目安としてください。

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