★メキシコペソ/円の日足では、上げ下げを繰り返しながら上昇してきた。しかし、下向きの5日SMA（赤線）と10日SMA（黄線）がレジスタンスとして意識され下押し展開となり、25日SMA（青線）をじわり下抜ける展開になってきた。

ただ、10月下旬でも25日SMAを下抜けたが75日SMA（緑線）がサポートとなり持ち直す展開になった。今回は75日SMAが5.00083円となかり下方に位置している。

ストキャスティクス・スロー（パラメータ：14、5、3、20、80）は、高水準から％DがSlow%Dを下抜け両線ともかい離幅を広げながら下向きとなっており、下押しバイアスが強いことを示している。

これらのことから、下落調整の様相となっている。下値では、9月24日安値4.640円を起点として10月30日安値4.845円を結んだトレンドライン（S1)が下値目処として意識される。また、11月13日にサポートして意識された260日SMA（茶線）の5.0296円も下値目処として意識される。

早々に25日SMAを回復するか、S1などのサポ―トで反転するまでは、下落調整も初動のため押し目買いのタイミングには注意が必要となる。