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日経225はレンジ相場からエクスパンション!
- 2020/11/06
- アジアタイム
★日経225のボリンジャーバンド(パラメータ:21、±1σ、±2σ、±3σ)の日足では、±3σのバンド幅が拡張するエクスパンションしており、騰勢を強まるシグナルが発生している。
10月9日の直近高値23,725.58円を上抜けたことで加速的な上昇となっている。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)でも、%DがSlow%Dを上抜けかい離幅を広げながら両線とも上向きとなっていることで、上向きバイアスが強いことを示している。
現状は上昇基調が強いことを示しており、高値追いの展開となっている。
ただし、為替市場では103円台半ばまで円高が進行しており、円高下での株高になっていることには注意が必要となる。
9月短観の大企業の為替想定レートは、下期で107.28円となっており実勢レートと4円近くかい離してきていることから、業績下方修正につながる。
過去のおいても、円高下での株高はあった。しかし、その後の下落調整は大きくなりやすいというのが経験則である。やはり、日本にとっては円高基調が続くことへのデメリットが大きいことになる。
それでは、反転のシグナルを見極めるにはどうすれば良いかであるが、マイナス3σが拡張から横ばいになり、そして内向きになると反転のシグナルとなりやすい。さらに、プラス3σも横ばいから内向きになるとトレンド転換のシグナルとなりやすい。
そのため、±3σが共に拡張しているうちは、上昇基調が継続していることになり、逆張りの売りには注意が必要とである。割り切って、順張りで上昇トレンドに便乗するのが現在のところは正当な戦略となる。