★ドル/円は、欧州タイムでは米FRBの利上げ観測が後退によるドル安・円高が進行し、22日以来となる112円割れまで円高が進行した。ただ、欧州株の全面高となったことや、原油価格も持ち直したためドル売りが一服した。欧州株が全面高となったことや、原油価格が持ち直したためドル売りが一服した。欧州中盤の取引ではドルの買い戻しも一巡し、米3月ADP雇用統計を控えもみ合い相場となった。米3月ADP雇用者数は+20.0万人となり、市場予想の+19.5万人を上回り2カ月連続で20万人台を維持した。ただ、2月分は+21.4万人から+20.5万人へ下方修正された。ドル/円は予想を若干上回る結果となり、短期筋からショートカバーが持ち込まれ反発した。しかし、112.60円台で伸び悩むと上値の重さを嫌気され伸び悩んだ。その後は、原油価格が一転下落したことや、NYダウの上げ幅が縮小したことで上値を抑えた。112.55円前後でのもみ合いからドル安の地合いに沿って112.40円付近まで小幅に下げた。なお、エバンス米シカゴ連邦総裁は『非伝統的な金融政策への回避は避けたい』、『インフレ期待が下振れするリスクを懸念』、『極めて緩慢な利上げペースが正当化される』などと語った。