★欧州の大半がイースターマンデーの祝日のため、全般的にドルは小幅な動きとなったが、ドルが軟調地合いを維持する中、ドル/円も戻り売りに押されて113.40円付近に下押しとなった。ただ、本邦公的ネームなどから期末に向けた、外貨買い・円売り需要が根強く、リスク回避による円買いポジションを解消する動きが持続した。2月米個人消費支出（PCE)で食品とエネルギーを除いたコアのPCEデフレータが前月比0.1％増となり、市場予想の0.2％増を下回ったことで、全般ドル売りが強まった。ただ、2月米住宅販売保留指数が前月比3.5％上昇となり、市場予想の前月比1.1％上昇を大きく上回ったことでドルの買い戻しが強まった。その後は、米国ワシントンD.C.の議事堂で発砲事件が生じたとの報道にNYダウが上昇幅を縮小するとリスク警戒感からドルの上値が重くなった。113円前半での値固めが完了するとドルに買い気が出始め戻り基調となった。