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5分足で分かるドル/円欧米市場動向 投機筋のドル売り地合い継続!
- 2020/08/19
- NYタイム
★欧州市場の序盤では、米長期金利が0.66%近辺に続落となったことを背景に、ドル全面安が継続した。なお、NYダウ先物は15ドル安、日経先物は横ばいで底堅く推移した。NYダウ先物が小幅プラス圏に反発、米長期金利も0.672%付近に低下幅を縮小するに連れて、105.40円から105.65円前後に持ち直した。米長期金利の低下が一服となったことで、ドル全面安の勢いは一服となったが、ドルの戻りは依然鈍い展開だった。米中対立の激化が懸念される中、リスク回避的な円買いとの利益確定などの円売りが交錯した。
米7月住宅着工件数等の上振れの結果を受けてドルの買い戻しが優勢となった。小幅ながらプラス圏で取引が始まった現物NYダウだが、マイナス圏へと転じた。NY勢参入後もドル売りが継続した。米国株が下げ幅を拡大する局面ではリスク回避のドル買いの動きも見られたが、米国株が下げ幅を縮小し、ドルの買い戻しも続かなかった。NY前半までにドル売りの流れが続いたが、その後は相場全体の動きが鈍り、105.40円近辺でこう着が続いた。米長期金利は0.66%台後半まで低下幅を縮小した。
★欧米主要経済指標
・米・7月住宅着工件数:149.6万戸(予想:124.5万戸、6月:122万戸←118.6万戸)
・米・7月住宅建設許可件数:149.5万戸(予想:132.6万戸、6月:125.8万戸)
★欧米市場のポイント
・ドル/円相場は105.25-65円のレンジ
・米中対立への警戒感を背景にドル売り
・投機筋はドル売りを膨らませやすいとの声が聞かれた
・米住宅市場の力強い回復が示されたが反応は限定的
・米ドルインデックスは一時92.3と約2年3ヵ月ぶりの低水準
・VIX指数は21.35から21.51へわずかに上昇