★欧州市場朝方の取引では、FRBメンバーによるタカ派発言が相次いだことを受け、ドルは全面高地合いを維持した。欧州勢がドル買いで参入すると前日の高値112.90円を上抜け113.00円まで上げた。ただ、113円台での滞空時間は短く上値の重さが嫌気された。欧州株が全面安となったほか、原油価格が弱含んだことで、米長期金利が低下したことで小幅に円買い地合いとなった。米労働省が発表した3月19日週の新規失業保険申請件数が26.5万件と事前予想の26.9万件を下回ったものの、発表された米2月耐久財受注（除輸送機器）速報が前月比▲1.0％と事前予想の同▲0.3％を下回ったことでドル売りが強まった。その後は、米長期金利が上昇に転じたことで円売り・ドル買いに転じた。また、NYダウが下げ渋る動きを見せたことを背景に円高修正の動きとなった。