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トルコリア/円の戻りも息切れか!

  • 2020/06/04
  • 米蔵(ヨネゾウ)
  • アジアタイム

 

★昨日発表された5月トルコ消費者物価指数(CPI)は、前月比で+1.36%(予想:+0.95)、前年同月比+11.39%(予想:+11.00%)と予想を上回る結果となった。トルコの物価動向は落ち着きを見せず、トルコ景気回復の足かせとなる懸念は残った。また、実質金利マイナス幅が広がったことも、リラの上値を抑える。

さらに、トルコ景気は、英系銀行が4-6月期GDPを前年比17%減と予想するなど、その落ち込み度合いは深刻となっている。大手格付け会社ムーディーズも、トルコの銀行の不良債権増加に対し懸念を表明した。トルコ中央政府の財政基盤が脆弱となるなかで、どの程度まで積極的な景気刺激策を実施することができるかが焦点となる。

 

トルコリラ/円の日足では、下向きとなっている75日SMA(緑線)の16.214円がレジスタンスとなり上値を抑える展開が続いている。今後も上値を抑えるようなら、上値の重さが意識され下値トライとなる可能性もある。まずは5日SMA(赤線)の16.006円10日SMA(黄線)の15.940円を下抜けするかが注視される。

ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、一旦下落基調となったものの、再び%DがSlow%Dを上抜けする展開となっていることで、上向きバイアスは残っている。そのため、%DがSlow%Dを再び下抜け両線とも下向きになるまでは上昇基調が継続しやすい。

トルコリラを買う理由を探す方が難しいが、世界的に経済活動が再開しておりリスク選好のドル安・円安が継続していることで、新興国通貨の買い戻しの中でトルコリラも買われている。しかし、現在は新型コロナウイルスのワクチンや治療薬はなく、第2感染拡大への懸念がある中、再びリスク回避の動きに転換すると、再び売りの動きが強まるので注意が必要となる。

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