★欧州市場の朝方の取引では、米FOMC声明後のドル全面安の流れが継続し111.60円台で推移した。欧州株が軟調に取引され、原油価格の上昇も一服となったことを背景に再びドルが売られる展開になった。欧州株が全面安の展開となりリスク回避の的な円買いが加速し、一時110.63円まで円高が進んだ。ただ、急速に円高が進んだことで市場では『政府日銀による円売り介入への警戒感が高まった』との指摘がありショートカバーが優勢となり一気に円安が進んだ。また、米新規失業者保険申請件数や米3月フィラデルフィア連銀製造業景況指数が改善方向にあることが示されたこともドル買い戻しにつながった。しかし、ドル買いが一巡すると徐々に戻り売りに押される展開となった。しかし、NYダウが一時200ドル超上昇したことなどをながめ円売り・ドル買いがジワリと強まった。