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イールドスプレッドで2月20日の米国株市場を先取り!

  • 2020/02/20
  • 米蔵(ヨネゾウ)
  • アジアタイム

 

★NY株式市場では、三指数が上昇が展開となったうえ、米長期金利がわずかに上昇したことでイールドスプレッドは前日比で三指数ともに縮小(米国10年債金利に対して米国株は割高)した。アップルが新型肺炎の影響で1-3月期の売上高予想を達成できないと発表したことは相場に織り込まれ強含む展開となった。それよりも、中国の新型肺炎感染者数の減少や中国政府による景気刺激策の期待からリスク選好の動きになった。ただ、NASDQのPERが13日に大幅上昇した。企業業績の下方修正が入ったことによりPERが上昇したものと思われる。そのため、NASDAQの割安感は払しょくされている。

 

NYダウは上昇したものの、5日SMAの29,390ドルがレジスタンスとして意識され上値を抑えられる展開となった。一方で、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、買われ過ぎ域から%DがSlow%Dをわずかに下抜けしてきたことで、下押しバイアスはわずかに強まっている。史上最高値圏で推移しているものの、米長期金利が低下基調にあることから、過度な割高感は出ていない。現在は割高感も割安感も出ていないため、材料次第で上下に振れる展開になりやすい。

NYダウの割高の目安は3.00%近辺、S&P500は3.00%割れ、ナスダックは1.5%以下が昨年からの割高の目安となっている。一方で割安の目安では、イールドスプレッドがNYダウ:4.0%台、S&P500:3.8%~4.0%台、NASDAQ:2.3%~2.5%台で割安感からの反発となりやすい。

 

★米国市場のイールドスプレッドは、米国債金利と米国株益利回りを比較する指標である。株式市場は国債市場よりリスクが高いことから、株式市場に割高感が生じ国債市場に割安感が生じれば、投機筋は株式を売って国債を買う。また、国債市場に割高感が生じ株式市場に割安感が生じれば、国債を売却して株式を買うことになる。

そのため、株式市場の天底を探るひとつの参考指標となる。

 

米10年国債金利とNYダウ:2011/4/21以降の平均▲4.286%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲3.069%、19/4/25-▲3.048%

                20/01/17‐▲3.018%

(NYダウが割高・米国10年債割安の状態)

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲4.226%、19/6/3-▲4.038%、

               19/8/5-▲4.102%

(NYダウが割安・米国10年債割高の状態)

・2月18日:▲3.416%⇒2月19日:予想▲3.387%

 

2月19日のNYダウが上昇したうえ、米長期金利もわずかに上昇したことでイールドスプレッドは前日比で縮小(米国10年債金利に対して米国株は割高)した。平均値の▲4.286%から▲0.899%と平均値よりかい離していることで割高になっている。18年12月3日の天井となった▲3.069%まで▲0.318%に接近した。19年4月25日の天井となった3.048%まで▲0.339%に縮小した。20年1月17日の天井となった▲3.018%まで▲0.369%まで接近した。米長期金利が1.5%台で推移していることで、イールドスプレッドが拡大傾向となりやすくNYダウの割高感は払しょくされやすい。。

 

NYダウが上昇したことで株式益利回りは低下した。また、米長期金利もわずかに上昇したことでイールドスプレッドは前日比で縮小した。米国債券に対してNYダウが前日比で割高となった。前日比ではNYダウを買うよりも米国債券を買う方が良いことになる。中国政府による景気支援策が好感され、買いが先行した。昨日の下落が目立ったハイテク株を中心に買い戻しが広がり、終日堅調推移となった。FOMC議事録では、多くの連銀高官が現行の金融政策が適切と考えており、金利を維持する方針で一致したことが示された。VIX指数は14.83から14.38へ低下した。

 

米10年国債金利とS&P500:11/4/21以降の平均▲3.660%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲2.731%、19/4/25-▲2.966%

               20/01/17-▲2.990%

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲3.869%、19/6/3-▲3.881%、

                19/8/5-▲4.002%、19/8月15日-4.179%

・2月18日:▲3.454%⇒2月19日予想▲3.422%

 

S&P500が上昇したうえ、米長期金利もわずかに上昇したことでイールドスプレッドは前日比で縮小(米国10年債金利に対して米国株は割高)した。平均値の▲3.660%から▲0.238%とかい離していることで割高になっている。また、18年12月3日の天井となった▲2.731%まで▲0.691%に接近した。19年4月25日の天井となった▲2.966%まで▲0.456%に接近した。20年1月17日の天井となった2.990%まで▲0.432%に接近した。

 

 

米10年国債金利とNASDAQ:11/4/21以降の平均▲2.199%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲1.198%、19/4/25-1.468%

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲2.179%、19/6/3-▲2.328%、

              19/8/5-▲2.383%、 19/8/15-▲2.498%

・2月18日:▲1.958%⇒2月19日予想▲1.919%

 

NASDAQが上昇したうえ、米長期金利もわずかに上昇したことでイールドスプレッドは前日比で縮小(米国10年債金利に対して米国株は割高)した。平均値の▲2.199%から▲0.280%と平均値より縮小している分割高となっている。また、18年12月3日の天井となった▲1.198%まで▲0.721%に接近した。19年4月25日の天井となった▲1.468%まで▲0.451%に接近した。

 

NASDAQはハイテク関連銘柄が多く米中貿易摩擦の影響が大きく、三指数の中で上下に振れるボラティリティが最も高くなっている。特に米中通商協議の行方に左右されやすく、報道に振れやすい地合いとなっている。中国発の新型コロナウイルスの感染が拡大してきた。しかし、中国政府による景気支援策が好感されている。NASDAQ市場の企業業績下方修正があり、13日のPERが大幅に上昇した。そのため、▲2.0%台だったイールドスプレッドが一気に1.90%台まで縮小する展開となっていることで、割安感は払しょくされている。

 

三指数のイールドスプレッドは、三指数が上昇する展開となったうえ、米長期金利がわずかに上昇したことで三指数ともに前日比で縮小した。新型肺炎の感染拡大の影響が米アップルの業績低下につながったが、相場は織り込み済みとなっている。中国の新型肺炎の感染数の減少や中国政府による景気刺激策の期待がたかまり、リスク選好の動きにつながっている。ただ、米長期金利が低位で推移していることから、現在は割安感も割高感もない状況である。そのため、上下どちらに振れても不思議ではない状態となっている。ウイルス感染報道や米中貿易交渉、中東情勢、英国のブレグジットなどの報道で市場は振れやすい状況となっている。

 

※PERの発表が時間的に遅行することから、前営業日の数値を使って当日終了時の予想を算定している。

 

毎日イールドスプレッドを掲載していますので、米国株式市場の買われ過ぎ・売られ過ぎなど過熱感の目安としてください。

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