★東京市場終了後は、上海総合株価指数が下げ幅を縮小したが、マイナス圏推移が続いていたので、積極的なドル買いが手控えられた。ただ、時間外取引で欧米の株式先物がプラス圏推移したことで、112.60円付近で売り買いが交錯した。欧州市場朝方の取引では、円は全面高地合いを維持していて、ドル/円は112.50円前後でドル軟調推移となった。欧州勢参入後、しばらくは112.40-45円がサポートしていたが、反発も鈍いことから次第にドル売りが優勢になった。112.40円を割り込むとストップロス絡みのドル売りが持ち込まれ、112.20円まで下落した。時間外取引のＮＹダウ先物や米長期金利上昇に伴いドルが切り返した。その後も、株高や米長期金利上昇を支えにショートカバーが続いた。米1月卸売売り上げが予想を下回るとドルが伸び悩む場面があった。週間在庫統計でガソリン在庫が予想より大きく取り崩されたことが分かると、原油価格の上昇とともにＮＹダウ高につれて113円台を回復した。米10年物国債入札が低調だったことから、長期金利が上昇したことでドル買いが強まった。